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帰ってきたyokeのブログ。JR東海運用情報の更新情報も兼ねています。
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2015年01月14日

本日(1月14日)、313系1300番台4編成8両(B521~B524編成)が日本車輌から出場し、神領車両区に配置された模様です。 3月1日の電化開業に向け準備が進んでいる武豊線ですが、これまでに投入済みの神領1300番台8両大垣12両を合わせ、全28両が出揃ったことになります。

313系1300番台 (B500編成)

313系1300番台は、転換クロスシートに車端部ロングシートの車内構成を持つ2両編成。今年度、神領に新製配置となった313系1300番台の編成番号は、昨年8月投入分と合わせB517~B524(8編成16両)となっています。

1300番台にはB400編成とB500編成があり、仕様が若干異なっています。違いを以下に示します。

313系1300番台の差異(クリックで拡大)
B400編成とB500編成の差異
No.項目B400編成B500編成
1 増粘着装置(セラジェット) なし あり
2 ワンマン設備 準備 対応
3 スノープラウ なし あり
4 霜取りパンタグラフ あり あり
5 発電ブレーキ装置 あり あり
従来車(4次車) 8編成16両 16編成32両
今回新製(5次車) - 8編成16両

B400編成は、飯田線へ213系5000番台を転用する際にその代替として投入されたもので、非ワンマンの暖地向け。中央線の増結用、および関西線のラッシュ時に用いられています。

一方、B500編成は、ワンマン対応の寒地向け。こちらは、飯田線へ313系3000番台を転用する際の代替として新製された4次車32両(関西線・中央線木曽地区向け)と、今年度に武豊線向けとして投入した5次車16両があります。武豊線に寒冷地対応は不要ですが、中央線木曽地区との共通化から、同一仕様となったものと思われます。したがって、関西線・武豊線・木曽地区とで共通運用が組まれることになるでしょう。

なお、4次車と5次車に大きな違いはなく、車内照明がLED化された程度です。また、313系1300番台は、武豊線で運行中のキハ25形気動車と見た目も車内もそっくりなので、電化しても変化に気付かない人も多いかもしれませんね。

B500編成の編成表

出揃ったB500編成の編成表を示しておきます。

313系1300番台 B500編成(神領)
編成名クモハ313クハ312投入年
B501 1309 1309 2011/2012年
(運用中)
B502 1310 1310
B516 1324 1324
B517 1325 1325 2014年
8月6日
先行運用中
B518 1326 1326
B519 1327 1327
B520 1328 1328
B521 1329 1329 2015年
1月14日
今回分
B522 1330 1330
B523 1331 1331
B524 1332 1332

今年度投入分のうち、8月に入ったB517~B520編成については、すでに関西線・中央線で足慣らしの運用を始めています。

ついでにJ編成の編成表

まとめの意味で、大垣に投入済みの313系1100番台(J編成)の編成表も載せておきます。こちらは東海道線の普通列車を中心に運用されている4両編成。こちらも転換クロスシートに車端部ロングシートです。2010年に7編成配置されていましたが、武豊線電化にあたり10月から12月にかけ3編成が増備されました。

313系1100番台 J編成(大垣)
編成名McTMTc'投入年
J1 1103 410 2010年
(運用中)
J2 1104 411
J7 1109 416
J8 1111 418 2014年
J9 1112 419
J10 1113 420
  • Mc - クモハ313
  • T - サハ313
  • M - モハ313
  • Tc'- クハ312

こちらもすでに足慣らし運用を始めているほか、武豊線での試運転にも使用されているようです。

なぜ神領配置?

これまでも何度か書いたのですが、なぜ武豊線の電化向けに神領区配置の電車を使うのかを説明しておきましょう。以下は現行の武豊線平日ダイヤです(クリック・タップでPDF形式で開きます)。

見ての通り、武豊線の運用の拠点は名古屋駅になります。神領の車両を使う中央線・関西線も名古屋駅発着が基本。そんなわけで、神領区と武豊線は相性がいいんですね。むしろ名古屋駅発着の少ない東海道線の方が、武豊線の運用とは相容れにくいというわけです。

電化後のダイヤと運用は?

武豊線の今後のスケジュールですが、3月1日に電化開業。その後3月14日にダイヤ改正があり、夕方の増発が行われます。詳細は以下の記事をごらんください。

もっとも、大きなダイヤの変更はないようで、朝ラッシュも現在と変化なく、日中のワンマン運転も継続するようです。

さて、B500編成の運用について、参考までに、以前のダイヤの中央線木曽地区と関西線の行路図を示しておきます。ともにまだ313系3000番台であったころの運用ですが、現在も大きな変化はないと思います。

運用の行路数として、

  • 関西線 - 8行路
  • 中央線 - 7行路(木曽地区・8行路まであるが実際は7行路)
  • 武豊線 - 8行路

合計23行路。24編成で予備1本はきつそうですが、うまく運用を組めば非ワンマンの行路もできそうなので、B400編成(非ワンマンの1300番台)による検査時代走があるかもしれませんね。

一方、大垣のJ編成ですが、こちらも東海道線で運用中のものと共通運用になると思われます。ただし、4両編成なら何でもいいので、313系0番台や311系が入るかもしれません。


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2015年01月08日

ちょっと遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年のJR東海在来線の注目点は、武豊線の電化・それにともなう車両の動きかと思います。電車の新製はほぼ明らかとなっていますが、気動車については昨年末よりさまざまな情報や動きが出ており、いまだ不明な点も少なくありません。そこで、気動車に関する今までの情報から、今年(2015年)3月のダイヤ改正にともなう気動車の転属について整理してみました。これまでの関連記事を紹介しておきます。

全部読んでいただくのは面倒ですから、これらの情報をまず整理します。

2014年度(今年度)の動き

最初に現時点で(2015年1月)すでに完了済みの項目です。

  • キハ25(2次車)を美濃太田区に12両新製配置
  • 12月より高山線・太多線でキハ25(2次車)が運行
    余剰のキハ40系を一部廃車・伊勢区へ転属
  • 12月より快速みえを一部減車

さらに、3月までの予定は以下のとおり。

  • キハ25(2次車)を美濃太田区にさらに4両新製配置(計16両)
  • 3月1日武豊線電化により、名古屋区から美濃太田区に24両転属。
  • 3月14日ダイヤ改正。太多線の車両はすべてキハ75・キハ25に

2015年度(来年度)の動き

来年度に予定のある動きは次の通りです。

  • キハ25(2次車)をさらに36両新製(計52両)。
    紀勢線・参宮線でも運行開始。
  • 2016年3月、伊勢区を廃止し名古屋区に統合。
  • 気動車総数は256両から215両に。
    名古屋区配置は現在の144両から152両(伊勢区統合分含む)に
    美濃太田区配置は現在の68両から63両に

車両総数

以上の情報から、車両総数を想定してみました。

JR東海 気動車総数の変更想定
形式平成26年3月
(2014年)
平成27年3月
(2015年)
平成28年3月
(2016年)
キハ85系 80両 80両 80両
キハ75形 40両 40両 40両
キハ25形 10両 26両 62両
キハ11形 40両 順次廃車 6両
キハ40系 59両 順次廃車 全廃
キヤ95系 6両 6両 6両
キヤ97系 21両 21両 21両
合計 256両 215両

増備はキハ25形2次車の52両。一方、キハ40系(40・47・48)は全廃、キハ11形が300番台の6両以外を廃車。その他は変化なしと考えると、以上のように気動車総数が情報と合致します。

2015年3月、美濃太田区へ転属24両の内訳は?

さて、ここからが本題です。

今年の3月1日に武豊線が電化開業します。名古屋区の気動車に余剰ができ、3月14日のダイヤ改正までに美濃太田区へ24両が転属する予定なのですが、その内訳がまだはっきりしていません。現状の名古屋区における一般型気動車の配置を見てみます。

名古屋区の一般型気動車(2015.1.現在)
形式配置両数ワンマン
キハ75形 0/100番台 12両 非対応
200/300番台 16両 一部対応
400/500番台 12両 対応
キハ25形0/100番台 10両 対応

キハ75形のうち、0番台12両は快速みえ用として新製された一次車です。残り28両は武豊線の輸送改善時に新製された2次車で、非ワンマンの200/300番台とワンマン対応の400/500番台があります。非ワンマンのうち、[キハ75-207+307]の2両はワンマンおよび耐寒改造がなされ、3000を付与して3207+3307に改番されています。

第1案 キハ25形10両とキハ75形14両?

当初有力視されていたのが、この案です。

キハ25の一次車10両と、キハ75のうちワンマン車である400/500番台12両、さらにワンマン改造済みの3207+3307の2両を転属するというもの。計算もぴったり合うので、私もこれ決まりかなと思っていたのですが、しかし徐々に怪しくなってきました。疑問点は次のとおり。

  • キハ25のステップ改造が間に合うのか?
  • ダイヤ改正のプレスリリースと合致しない
  • 12月からみえを減車し、キハ75の改造が進められている
  • みえの減車は3月改正以降も変わらず、快速みえの運用数が減ること

高山線北部の運用を見越して、キハ25形の1次車にはステップ改造が行われると見られています。しかし、3月1日の電化までは武豊線で運用がありますので、順次ステップを付けていくわけにはいきません(ホームよりステップが低くなり、乗降に支障が出る)。となれば、3月1日から改正の14日までのわずなか期間に改造を終えなくてはなりません。

また、ダイヤ改正のリリース(平成27年3月ダイヤ改正について -JR東海ニュースリリース・PDF)を見ると、

 高山線・太多線では、平成26年12月から運転を開始している新製のキハ25形気動車をさらに増やすほか、武豊線で使用してきたキハ75形気動車を投入し、…

とあります。文面を素直に読めば、転属するのはキハ75だけと読み取れます。さらに、正月の書き入れ時を前に、12月より快速みえを減車するといった、キハ75の改造を促進する動きも出ています。

第2案 転属はキハ75形24両?

にわかに現実味を帯びてきたのが、転属24両はすべてキハ75であるとしたもの。この場合、キハ25の1次車10両は2015年3月の段階で転属せず、ステップ取付改造を完了したのち時期をあらためて転属することになります。

転属するキハ75の内訳について、元よりワンマン対応の400/500番台12両は確定として、残りは200/300番台のうちワンマン改造したものを12両と考えるのが素直ですが、現在の200/300番台の状況は以下のとおりです。

キハ75-200/300の状況(2015.1)
車番状況
201+301 ワンマン非対応
運用中
202+302
203+303
204+304
205+305
206+306 2014/12/1 日本車輌入場
3207+3307 2014/3/21 ワンマン改造済
208+308

現時点でワンマン改造が完了しているのは、昨年3月に改造された3207+3307の2両のみ。その後、12月に快速みえの減車が実施されると、206+306の2両が日本車輌に入場し改造を受けている模様です。

さらに208+308の2両は、私の知る限り、年末から運用に就いているのを見かけていません。この2両も年明け早々から改造工事を受けているのかもしれません。みえの減車で3本の行路が浮くはずですからあと2両の改造は可能だとは思いますが、その他は非改造のまま、まんべんなく運用に就いていて動きはありません。

また、12月1日に入場した206+306もいまだ出場の情報がなく、改造にはたっぷり1ヶ月はかかりそうな気配です。となると、3月の改正までにワンマン改造車12両を揃えるのは微妙ではあります。

ただ、転属する24両がすべてワンマンである必要もないんですよね。とりわけ運用車両数の多い朝ラッシュは、ワンマンでなくても運用できます。こう考えると、

キハ75 転属内訳想定
形式・番台転属両数備考
キハ75-200/300 6~4両 ワンマン非対応
キハ75-3200/3300 6~8両 ワンマン改造車
キハ75-400/500 12両 ワンマン対応車

こんな想定も考えられます。

快速みえはどうする?

さて、美濃太田へキハ75が24両転属すると、名古屋区に残るのが16両となり、問題となるのが快速みえの運用です。

12月からの快速みえの減車がダイヤ改正後も続くとすると、行路数および所用両数は、

  • 平日の行路数 - 7本(14両)
  • 土休日の行路数 - 9本(18両)

となる計算です(詳細は11月4日の記事-12月からのキハ75運用本数をまとめてみるを参照)。

したがって、平日の行路には十分なのですが、土休日は2両(予備車込みなら4両)が不足することになります。

そこで、考えられるのが美濃太田区からの応援です。土休日の太多線・高山線は、平日に比べて朝ラッシュの運転本数・編成両数が少ないので、車両に余裕が生じます。これを土日の快速みえに充当するというもの。金曜日の朝ラッシュを終えたキハ75を名古屋まで回送。金曜の夕方(みえ23号の増結)から運用に入り、日曜の夜に美濃太田まで回送で戻って来るというわけです。

美濃太田区キハ75の想定応援行路
曜日運用
金曜 ミオ区朝運用~(美濃太田)~回送~(名古屋)~みえ23号~(伊勢市)
土曜 (伊勢市)~みえ6号~7号~16号~17号~26号~(名古屋)
日曜 (名古屋)~みえ51号~8号~(名古屋)~回送~(美濃太田)

なんとも回りくどい方法ですが、武豊線と快速みえの車両が共用されていたこと、武豊線が電化されるとはいえ41両も気動車が減ることを考えると、十分ありえる話とは思います。さて、どうなることでしょうか。

追記 - あらためてまとめ

有益なコメントを多数いただきましたので、改めてまとめてみました。


関連記事

2014年12月23日

先日、平成27年(2015年)3月のダイヤ改正についての発表があったばかりですが、その1年後の平成28年(2016年)3月を目処にJR東海が実施している気動車の更新について、新たな情報が入りましたので、まとめておきます。

JR東海は今年度から来年度にかけ、旧型気動車の更新を行う計画です。武豊線を電化してキハ75形・キハ25形を捻出するとともに、キハ25形の2次車を52両新製し、キハ40系・キハ11形(一部)を置き換える予定としています。今年度は高山線・太多線系統に注力し、すでに12月よりキハ25形2次車(12両)が運行を開始。来春のダイヤ改正では、キハ25の2次車が計16両の陣容となり、武豊線からの転属も含め、高山線は80%・太多線の100%の車両の置き換えを完了する予定です。

ここまでは既報の通りですが、新たに判明したのは次の通りです。

  • 平成28年3月伊勢車両区を廃止し、名古屋車両区に統合
  • 気動車総数は256両から215両へ
  • 名古屋車両区は152両、美濃太田車両区は63両の配置となる

情報ソースは、毎度おなじみの某労組がネットで公開しているものです。

平成28年3月の気動車総数

まず、気動車の総数について整理しておきましょう。新製はキハ25形の2次車を52両。廃車はキハ40系すべてと、300番台を除くキハ11形。キハ75・キハ85・キヤには変化がないとしてまとめると以下の通りとなります。

JR東海 気動車配置数の変更想定
形式平成26年3月
(2014年)
平成28年3月
(2016年)
キハ85系 80両 80両
キハ75形 40両 40両
キハ25形 10両 62両
キハ11形0番台 9両 -
キハ11形100番台 23両 -
キハ11形200番台 2両 -
キハ11形300番台 6両 6両
キハ40形 14両 -
キハ47形 5両 -
キハ48形 40両 -
キヤ95系 6両 6両
キヤ97系 21両 21両
合計 256両 215両

ここまでは、おおむね想定通りです。

平成28年3月の気動車配置数を予測

伊勢区が名古屋区と統合することで、JR東海の気動車区は名古屋と美濃太田の2カ所になります。これまではっきりしていなかったのが、最終的な美濃太田区への転属・新製両数でした。

平成27年3月の段階では、

  • キハ25形を16両新製
  • 名古屋区から24両を転属

これで合計40両。ここまでは既報の通り。

さらに平成28年では63両になるわけですから、キヤ97の13両を除くと、キハ25とキハ75が合計50両の計算で、あと10両の新製・転属が考えられます。

さて、ここからは議論のあるところで、推測が混ざってきますが、私の予測は下の表に示したとおりです。

気動車更新完了後(平成28年3月)の配置想定 その1
形式名古屋美濃太田合計
キハ85系 80両 - 80両
キハ75形 0番台 12両 - 12両
200番台* 8両 8両 16両
400番台 - 12両 12両
キハ25形 1次車 - 10両 10両
2次車 32両 20両 52両
キハ11形 300番台 6両 - 6両
キヤ95系 6両 - 6両
キヤ97系 8両 13両 21両
合計 152両 63両 215両
*キハ75-200には3200番台改造車を含む

推測の要旨としては、

  • 平成27年3月に、キハ25(1次車)10両とキハ75のワンマン(400番台と3200番台改造車)14両が美濃太田に転属。
  • その後、キハ75-200を順次ワンマン改造し、8両を美濃太田に転属。
  • 快速みえの運用に必要な20両を名古屋区に残す。
  • 総数から不足する4両を、平成28年3月までにキハ25形の2次車として美濃太田区に新製。残りの32両が名古屋区に新製

というストーリーを立ててみました。

想定案その2

推定案としてもう1案示しておきます。キハ75とキハ25の部分だけを抜き出しました。ほかは1案と同じです。

気動車更新完了後(平成28年3月)の配置想定 その2
形式名古屋美濃太田合計
キハ75形 0番台 12両 - 12両
200番台 4両 12両 16両
400番台 - 12両 12両
キハ25形 1次車 - 10両 10両
2次車 36両 16両 52両

こちらは来年度新製のキハ25形2次車がすべて名古屋区(伊勢区)に入ると考えた案です。とすると、キハ75がさらに4両転属し、名古屋区のキハ75は16両となります。

以前の記事で示したとおり、快速みえに必要な車両数は18両。予備車を考慮すると20両必要で16両では足りません。しかし、平日に限って言えば、予備車込みで16両で足ります。土休日に不足する分は美濃太田から応援に回すことで対応するわけですね。

追記 その2案の補足

その2案の場合、こんなストーリーも考えられます。

  • 平成27年3月に、キハ75のワンマン車24両が美濃太田区に転属。
  • 快速みえの土休日運用が名古屋区だけでは不足するので、土休日は美濃太田区のキハ75が快速みえに応援。
  • その後、キハ25形0番台のステップ改造を進める。
  • 平成28年3月までに、キハ25形0番台10両が美濃太田区に転属。

つまり、平成27年3月のダイヤ改正で転属する24両はすべてキハ75であるとしたもの。このストーリーは、キハ75形200番台のワンマン改造がダイヤ改正までに終了していることが前提条件です。

平成27年3月の改正では、太多線のキハ75・キハ25化率が100%、高山線の岐阜~美濃太田が80%と、ステップの不要な区間に集中投入されます。ステップのないキハ75を先に投入、後からステップ付きのキハ25を投入と考えると、理にかなっています。

とはいえ、キハ75のワンマン改造を3月までに完了できるかがポイントです。キハ25のステップ改造の方が簡単に終わりそうですし、何とも言えません。今後に注目ですね。

再追記 - 転属24両について

転属24両について、あたらめてまとめてみました。


関連記事

2014年12月19日

本日14時、JRグループは一斉に来春3月14日のダイヤ改正について発表を行いました。今回の改正の目玉は、北陸新幹線の金沢開業、および上野東京ラインの開業といったところでしょうか。

JR東海に関しては、東海道新幹線のぞみのスピードアップ(最高285km/h)と、在来線では武豊線の電化にともなう夕方の増発、気動車の置き換えなどがメインとなります。

改正の概要

さて、当サイト関係分について、ニュースリリースより抜き出してみますと、

  • 武豊線夕方の増発
  • 東海道線(名古屋~岐阜・大垣)朝・夕の増発
  • 関西線夕方の編成両数増
  • 高山線・太多線にキハ25・キハ75使用列車を増やす
  • しらさぎは金沢止まり・全列車6両編成に

といったところです。

詳細はニュースリリースのPDFを見ていただくとして、ここでは簡単に解説を加えてみます。

武豊線夕方 直通一本を増発のほか 線内運転も実施

3月14日のダイヤ改正に先立って3月1日に電化開業する武豊線ですが、改正時にはさらに夕方のテコ入れを実施します。

  • 名古屋発16時台に直通区間快速を1本増発
  • 大府発18~19時台に武豊線内普通列車を3本増発
  • これにより夕方の運転間隔を短縮

名古屋からの直通区間快速1本増発はほぼ想定どおりでしたが、夕方の武豊線内普通列車の増発はちょっと予想外でした。現行のダイヤでは、武豊線直通列車が走る時間帯はすべて東海道線直通となっているのですが、このパターンを崩して、大府~武豊間の普通列車を増やす形としたようです。名古屋からは大府で新快速からの乗り換えとなりますが、少ないリソースで乗車機会を増やす方法を採ったわけですね。

大府発武豊線 運転本数の比較
時間帯
大府発
改正前本数改正後本数増減
16時台 2本(0本) 2本(1本) ±0
17時台 2本(2本) 2本(2本) ±0
18時台 2本(2本) 4本(2本) +2
19時台 3本(3本) 4本(3本) +1
20時台 2本(2本) 2本(2本) ±0
※()内は名古屋からの直通列車の本数

このほか、東海道線の普通列車との接続改善も図られているようです。

東海道線をちょっとだけ増発

東海道線の名古屋~岐阜・大垣で朝夕に増発とありますが、それほどたいしたものではありません。

  • 名古屋から岐阜方面へ、8時台の普通列車が4本に(1本増発)
  • 名古屋から岐阜・大垣方面へ、快速列車が23時台中盤まで約15分間隔に(1本増発)

とくに一番目については、逆に今まで3本だけだったのが不思議なくらいです(苦笑)。ひょっとして増発分は、武豊線の朝ラッシュ運用を終えた車両の回送(大垣へ)を兼ねるのかもしれません。だとすれば、車両の共通化でダイヤが改善されたとも言えるでしょうか。

関西線夕方増車も、みえ23・25号は2両

関西線では平日夕方の増車を行い、名古屋18:54発桑名行きと、19:18発亀山行き、20:17発亀山行きの3本を、それぞれ2両から4両に編成を増強します。

一方で、ニュースリリースをよく見ると、

  • 名古屋19:33発 (快速みえ23号) 2両
  • 名古屋20:33発 (快速みえ25号) 2両

となっており、12月からの快速みえ一部2両化は、やはり恒久的なものだったようです。

太多線は全列車がキハ25・キハ75に

高山線・太多線は、12月1日よりキハ25形2次車の運行が始まっていますが、3月改正では武豊線の電化で捻出となるキハ75形(キハ25形1次車も?)が投入され、一気にキハ40系やキハ11の運用を置き換えるようです。

とくに太多線は、全列車がキハ75・キハ25になるとのこと。言い方を変えると、高山線にはまだ少し従来車が残ることになりますね。

しらさぎは金沢止まり・全列車6両化

北陸新幹線の金沢開業にともない、特急しらさぎはすべて金沢止まりとなります。これは既報のとおりですね。富山へは金沢で新幹線に乗り継ぐ形となります。

一方で、しらさぎは全列車が6両編成に統一されます。現状、米原発着は5両編成、名古屋発着は8両編成ですが、これを6両に統一するとのことです(多客期は9両に増結)。東海道線のホームライナーも8両から6両に減車が予想されます。

なお、特急ひだについては、とくに変更はないようです。JR西日本のリリースでは、北陸新幹線からの乗り継ぎを図っているとある程度です。

追記 - しらさぎには681系

この改正で6両化される特急しらさぎですが、某労組情報によれば、681系が使われる模様です。


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2014年12月10日

JR東海は武豊線の電化開業を、来春2015年の3月1日と発表しました。

当日には大府駅で出発式も行われるようです。

なぜ3月1日?

来春3月であることはほぼ確定でしたが、3月1日と聞いて、意外と思った方は多いのではないでしょうか。JRグループは毎年3月にダイヤ改正を実施し、おおむね3月中旬。北陸新幹線の開業が3月14日ですので、この日のダイヤ改正を実施し、武豊線の電化も合わせて開業といったストーリーと予測していました。

考えられる理由としては、

  1. JR東海だけ3月1日にダイヤ改正
  2. JR東海は来春ダイヤ改正をしない
  3. 武豊線電化で捻出するキハ75・キハ25を美濃太田区に転属するための移行期間を確保

1番・2番は考えにくいので、やっぱり3番でしょうか。武豊線電化で余剰となるキハ75やキハ25は、高山線・太多線で使われることになっています。しかし、やはり準備もあるでしょうから、3月14日の改正前に、ある程度の期間を設けて転属を行うんでしょうね。

電化と運用

電化にあたって投入する車両は313系電車が28両。現在のところ20両がすでに配備済みですが、最終的に以下の陣容となる見込みです。

武豊線電化にともなう313系の新製
配置区所番台・編成名両数
神領車両区 1300番台(B500編成) 16両(8編成)
大垣車両区 1100番台(J編成) 12両(3編成)

神領のB500編成(1300番台)はワンマン仕様の2両編成で、主として関西線・中央線木曽地区で運用している編成の増備車。一方、大垣のJ編成(1100番台)はおもに東海道線の普通列車で用いられている4両編成の増備車となります。詳細は以下をご覧ください。

さて、運用はどうなるかですが、まずは現行の武豊線の運用を見てみましょう。画像をクリック・タップするとPDF形式で開きます。黒線がキハ75・青線がキハ25です。

休日はこちら。

電化後の運用としては、

  • キハ25のスジ(8両分) - B500編成(2両×4)を充当
  • キハ75のスジ(20両分) - J編成(4両×3)およびB500編成(2両×4)を充当

と考えるのが妥当でしょう。ただし、B500編成の充当は確実と思いますが、4両編成に関しては何でもよいので、J編成の代わりに313系0番台や311系の充当も考えられます。

なお、武豊線の運用に神領の車両を充当することに疑問な方も多いかと思いますが、運用行路を見ておわかりのように、武豊線の運用の拠点は名古屋駅になります。神領区のおもな運用先である中央線・関西線は名古屋止まりが基本ですから、武豊線の運用とは相性がいいんですね。さらに名古屋車両区に新設した電留線を活用すれば、中央・関西・武豊の各線での運用がスムーズに行えます。

追記 3月14日改正で夕方の増発を実施

追記です。電化開業に遅れること2週間の3月14日にダイヤ改正が実施され、武豊線では夕方の増発が行われます。


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