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帰ってきたyokeのブログ。JR東海運用情報の更新情報も兼ねています。
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2010年12月12日

先日manacaの特徴やマイレージポイントについて簡単に書いてみましたが、廃止されるトランパス(ユリカ)や回数券カードと比べてどうなのか、検証してみたいと思います。利用状況は人によってさまざまですが、今回は通勤で地下鉄を使う人を対象とします。また、manacaには定期券を組み込むこともできますが、ここではチャージ利用とマイレージポイントで利用した場合を対象とします。

まずお断りですが、これは私的な研究によるものです。条件は名古屋市交通局のお知らせ(PDF)より読み取りましたが、解釈が違うことも考えられます。あくまで参考に留めてください。考慮した条件は以下のとおりです。

  • マイレージポイントは1ヶ月ごとの支払金額により決定される。
  • ポイント還元率は、支払い金額2,000円未満はなし、2,000円以上5,000円未満は10%、5,000円以上10,000円未満は12%、10,000円以上15,000円未満は12.5%、15,000円以上は13%。
  • ポイントで利用した分の利用にはポイントはつかないものと考える。
  • 通勤での検証に絞るため、還元率の異なる昼間・土休日の利用は考えない。

地下鉄の通勤定期は割引率が低いので、定期を持たずに回数券やユリカ(トランパス)をご利用の方も多いでしょう。次の表は、1区(200円区間)を一ヶ月40回(20往復)利用した場合のシミュレーションです。

1区(200円区間)を月40回利用した場合
月数 運賃
(円)
ポイント
利用
利用額
(支払額)
ポイント
付与
1 8,000 - 8,000 960
2 8,000 960 7,040 840
3 8,000 840 7,160 840
4 8,000 840 7,160 840
5 8,000 840 7,160 840

1ヶ月目はポイントがたまっていませんから、すべてチャージで支払います。よって支払額は8,000円。ポイントは5,000円以上10,000円未満で12%付きますので、8,000×12%=960ポイントが付与されます。さらに2ヶ月目はこのポイントが使えますので、支払額は8,000-960=7,040円に下がります。さらにこの7,040円にポイントが付きますが、1000円未満の端数は切り捨てられるので、7,000×12%=840ポイントの付与。

3ヶ月目以降は支払額が8,000-840=7,160円となり、端数切り捨てでポイントは2ヶ月目と同じく840ポイント。ポイントが固定されるため、以降の月の支払い・付与ポイントは同じになります。結果として、月々7,160円で固定されるようです。この額はユリカ5600(5000円で5600円分利用可能)のユリカを利用した場合とほぼ同じです。


では、利用回数の違い、利用方法の違いでどの程度の差が出るでしょうか。1区の利用について、manaca・定期券に加え、廃止されるユリカ(トランパス)、同じく廃止予定の1区特別きっぷ(3800円で22回利用可)を比較対象にし、利用回数を1ヶ月あたり36回から48回までシミュレートしてみました。

1区(200円区間)の利用回数と料金比較(1ヶ月あたり)
利用回数 切符購入 manaca ユリカ
(5600)
1区特別
きっぷ
3ヶ月
定期券
36 7,200 6,480 6,429 ★6,218 7,753
40 8,000 7,160 7,143 ★6,909 7,753
44 8,800 7,960 7,857 ★7,600 7,753
48 9,600 8,640 8,571 8,291 ★7,753

もっとも安くなる利用形態に★を付けてみました。さすがに1区特別きっぷは安いですね。一方、ユリカ5600と比較した場合は、manacaも大差ないことがわかります。差はわずかに数十円程度。960円も切り捨ててしまう44回の場合でもせいぜい100円ぐらいしか変わりません。また、1ヶ月あたり44回利用の場合をよく見ると、manacaより3ヶ月定期券が安いことに気付きます。これまで1区特別きっぷの恩恵にあずかってきた人は、発売中止後、定期券を使用することを考えてもいいかもしれません。あるいは2月10日までに1区特別きっぷを買いだめしておいた方がよさそうです。


次にもっと長い距離を利用して、利用額が多い場合を想定してみましょう。4区(290円区間)、これは名古屋~藤が丘間に相当します。manacaは利用額に応じてポイント率が上がりますから有利なはずですが、どうでしょうか。前表と同様のシミュレーション結果を示します。ただし、1区以外には回数券がありませんので、定期・ユリカとの比較のみです。

4区(290円区間)の利用回数と料金比較(1ヶ月あたり)
利用回数 切符購入 manaca ユリカ
(5600)
3ヶ月
定期券
36 10,440 9,360 ★9,321 10,253
40 11,600 10,350 10,357 ★10,253
44 12,760 11,385 11,393 ★10,253
48 13,920 12,420 12,429 ★10,253

同様にもっとも安い利用形態に★を付けてみました。manacaは利用額が10,000円を超えるとポイントが12.5%に上がります。40回以上利用すると、現行のトランパス(ユリカ5600)より安く済みます。しかし、4区の場合は月40回(20往復)の利用で、すでに定期券の方が安くなっています。実は、地下鉄の定期は、1区より2区、2区より3区の方が定期の割引率が高く設定されていて、距離が伸びるほど定期券が得となっているんですね。週休二日制の人でも月20往復はすると思いますので、距離が伸びればむしろ定期と言えるでしょう。意外とmanacaの活躍する場面が出てきません^^;

さて、これ以上の利用、つまりポイント還元率が13%となると、月の利用が15,000円を超えるわけですが、正直、ここまで地下鉄を使い倒す人は希でしょう。5区(320円区間)で月に50回以上利用しないと、毎月のポイント率が13%になりません。この利用頻度なら定期でしょうね。


というわけで、地下鉄通勤編でシミュレートした感想です。

  • 通勤で使う場合は、思ったほどmanacaとユリカの差はない。
    (端数切り捨ての関係でもっと差が開くかと思っていたが、差は数十円)。
  • 1区特別きっぷの人は発売中止前に買いだめ、もしくは定期に切り替えも考える。
  • ポイントは12%と割り切る。それ以上のポイントなら、定期の方が安いかも。
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ポイント負与
初めまして。

ちょうど新発売日で定期券が切れるので、ユリカを買いだめしておくかどうか、情報集めをしていました。

よく見ると、manacaポイントは”翌月10日付与”となってますので、翌月1日から即使えるわけではないのかもしれません(翌々月から使う?)。

誤差の範囲かもしれないですけど、年始期間とか、盆休み期間などがあると効いてくるかもしれませんね(未計算)。

それよりも、そのポイントの受け取りが”駅”しか無いってのは、
近くに駅のないうちは、どうするんでしょう?。

定期券みたいに、窓口で購入用乗車券くれるのかな?。

そうでないと、受け取りに行くだけで赤字に・・。
みなみさん / 2011/01/31(Mon) /
バス車内では還元できませんね
みなみさん、はじめまして。

>ポイントは翌月10日
おっしゃるとおりで、翌月10日にならないと、還元できません。
チャージの際に還元すれば、基本的に損をすることはないと思います。

>ポイント還元
さて、駅がそばにないということは、バスメインの利用でしょうか。
おっしゃるように、市バス・名鉄バスともに、ポイントの還元はバス車内ではできませんので、交通センターか駅に行くしかないようです。
コンビニなどでもできるようになればいいのですが…

ただし、ポイントは使わずにセンターに1年間貯めておいてもかまわないので、ある程度たまってから、何かのついでにカードにまとめて還元する方法もあります。
当座の支払いはともかく、トータルではこちらの方が得かもしれません。
yokeさん / 2011/01/31(Mon) /
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