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帰ってきたyokeのブログ。JR東海運用情報の更新情報も兼ねています。
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2011年03月29日

先週末ごろから、JR東海の出発合図が車掌のブザー式にすべて変更となった模様です。運転席には「ブザー確認」と書かれたステッカーが貼られ、車掌の合図を待ってから発車するようになりました。

JR東海はこれまで一部を除き、「戸閉め知らせ灯」の点灯を運転士が確認して、出発合図に代える方法でした。一方、私鉄や地下鉄などでは、車掌が電鈴やブザーによって運転士に出発合図を送る方法が採用されていました。どちらが安全かは言うまでもありません。これまでのJRの方法では、扉が閉まったことだけを確認して、前しか見ないで発車してしまうのですから、車掌がホームに取り残されたり、危険な状態のまま発車してしまうリスクが高くなります。

伝統的に知らせ灯だけで発車していたJR各社も、徐々にブザー式に変更となり、現在ではJR東日本と東海だけが残っていました。ここへ来て、東海もブザー式に変更。結構なことだと思います。

当初はえらく簡単に発車

さて、ついでですので、これまでJR東海の出発はどのように行なわれてきたか、簡単に変遷をまとめてみました。

最初の確認動作は下の表のとおり。えらく簡単に行なわれていました。指差呼称もほとんど瞬間的なもので、ドアが閉まるとすぐに発車していました。

当初の運転士出発までの確認呼称
呼称例 指差箇所 確認内容・動作
「点」 戸閉知らせ灯 戸閉め知らせ灯の点灯確認
「進行」 信号機 信号現示の確認。現示によっては「注意」「減速」など。
「発車」 ブレーキ緩解・マスコン投入
「定時」 定時発車の場合。延発の場合は「○分○秒延」

1~2年前に確認動作が長くなる

正確な時期はわからないのですが、出発に関する確認動作に対し規則の変更が行なわれたようで、しっかり時間をかけて行なうようになりました。

2011年3月までの確認呼称
呼称例 指差箇所 確認内容・動作
「点」 戸閉知らせ灯 戸閉め知らせ灯の点灯確認
「時刻」 時刻表 発車時刻の確認
「オーライ」 時計
「進行」 信号機 信号現示の確認。現示によっては「注意」「減速」など。
「発車」 ブレーキ緩解・マスコン投入
「定時」 定時発車の場合。延発の場合は「○分○秒延」

確認が増えたのは発車時刻だけですが、動作をひとつひとつ丁寧に行なうようになり、ドアが閉まってから発車するまで4秒程度かかるようになりました。4秒とは言え、意外と長く感じるものです。最初は扉が閉まってもなかなか発車しないので「あれ?」という表情をする乗客も多かったように思います。

このほか、車掌の確認動作も徹底され、「時刻オーライ」「信号オーライ」「乗降完了」などをしっかり換呼するようになりました。このため、小駅の停車時間が15秒では足りなくなったように思います。

正直、ここまで徹底するなら、もっと安全なブザー式にすればいいのにと思っていましたが^^;

そしてブザー式へ

そしてブザー式へと変更になりました。ブザー式の導入に伴い、さらに発車までの時間が延びることを嫌ったのでしょう。時刻表の確認動作が省かれています。ただ、戸閉め知らせ灯が点灯してから、ブザーが鳴るまで少し時間がありますので、その間に確認しているようですね。

2011年3月末からの確認呼称
呼称例 指差箇所 確認内容・動作
(ブザー) 車掌より発車オーライのブザー鳴動
「点」 戸閉知らせ灯 戸閉め知らせ灯の点灯確認
「進行」 信号機 信号現示の確認。現示によっては「注意」「減速」など。
「発車」 ブレーキ緩解・マスコン投入
「定時」 定時発車の場合。延発の場合は「○分○秒延」


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2011年03月27日

ダイヤ改正から2週間が経過しました。JR東海のプレスリリースはいたって簡単なものでしたが、実際の変更点について調べてみました。

中央線 -ほとんど変更なし-

まず中央線ですが、ダイヤにほとんど変化はありません。増発・減便、運転区間の延長・拡大もないようです。あるのは1分から最大3分程度の時刻変更のみ。これもごく一部の列車のみで、改正前の時刻表を使っても実用上は問題ないぐらいです。

ところで、朝の中央線上りには東海道線直通列車がありますが、このうちの1本、604M(普通 多治見発岐阜行)の行き先が名古屋止まりに変更されています。しかし、これもあくまで「表記上」の話で、この列車は名古屋駅到着時に、東海道線ホームである6番線に入り、引き続き岐阜行き普通列車として運転されます。あえて名古屋止まりとしたのは、604Mが到着した後、別の普通列車(113F米原行き)が先に発車するため。つまり、別の普通列車に名古屋駅で抜かれるので、便宜上二つの列車に分けて案内しているということです。

改正後の多治見発岐阜行と先行列車
列車番号 種別 始発 行先 名古屋着 名古屋発
604M→115F 普通 多治見 岐阜 7:12 7:23
113F 普通 岡崎 米原 7:15 7:16

関西線 -快速みえのほか、ひそかに増発も-

2011年3月改正関西線の運転本数
  種別 下り 上り 合計
平日 普通 ±0 ±0 +1
快速・区快 ±0 ±0
快速みえ +1 +1
ホームライナー △1
土休日 普通 +1 +1 +2
快速・区快 ±0 ±0
快速みえ ±0 ±0

今回のダイヤ改正にあたり、在来線について唯一プレスリリースで紹介があったのが関西線です。リリースの要点をまとめますと、

  • 快速みえ(定期)を全列車4両編成に増強
  • 平日朝に快速みえを1往復増発
  • ホームライナー四日市廃止

となります。快速みえの増強がメインで、ホームライナー四日市の廃止は、同時刻に増発される快速みえに振り替えたと言ってもいいでしょう。

さて、リリースにはとくに書かれていなかったのですが、改正前後で比較すると、土休日の朝時間帯でひそかに普通列車(名古屋~桑名)が1往復増発されています。せっかく増発したのに、プレスリリースで触れないとは、なんとも奥ゆかしいですね^^;

一方、車両運用はほとんど変更がないようです。もちろん快速みえの増強にともなって、キハ75の運用本数は増えていますが、注目された213系や313系1300番台の運用には改正前と変更はなさそうです。

東海道線 -意外と変更が多い-

中央線と同様に、ダイヤ改正のプレスリリースには何も触れていなかった東海道線ですが、実は関西線以上に変わっています。時刻のみならず、列車の発着順序が変わっていたり、運転区間の変更・増発・減便もあります。拾い出すときりがないのですが、主立ったところを挙げてみましょう。

まず、キハ25が投入された武豊線直通列車です。時刻そのものも大きく変わっているので、一概に比較できないのですが、共和で特快を待避する列車があるようです。

次に、減便ですが、土休日の笠寺止まりの普通が1本なくなっています。土休日の9時台名古屋発上り普通列車の時刻を見ると以下のとおり。

土休日9時台普通列車の比較
  名古屋発時刻9時台 普通
改正前 13(岡崎) 30(浜松) 39(笠寺) 49(岡崎)
改正後 13(岡崎) 30(浜松) 49(岡崎)

さらに、最終接続が軒並み繰り上げられています。米原から名古屋、名古屋から浜松に行くときを見てみると、これまで接続していた列車が接続しなくなり、一本前の列車に乗らなくてはなりません。以前の感覚でいると、帰宅できないなんてこともありますので、注意してください。

名古屋→浜松 最終接続
  名古屋
  豊橋   浜松
備考
改正前 22:28 2370F 新快速 23:17 23:19 2370F 新快速 23:50  
改正後 22:13 2546F 快速 23:06 23:10 996M 普通 23:43 土休日も同じ

米原→名古屋 最終接続
  米原
  大垣   名古屋
備考
改正前 23:04 252F 普通 23:36 23:40 1160F 普通 0:18  
改正後 22:43 250F 普通 23:14 23:18 2702M 区快 23:52 土休日も同じ

2011年03月23日

JR西日本も間引き運転を予定

ネットでこんなニュースを見つけました。

電車の直流モーターに使っている「ブラシ」を供給している工場が、福島第一原発の避難区域圏内にあり、復旧の目処が立たないためとのことです。計画停電を実施している首都圏などでは、電車が正常に運行できない状況が続いていますが、地震に端を発する影響は西へと拡大しています。

ブラシとは?

ご存知の方も多いと思いますが、電車など鉄道車両に使われてきた直流モーターは整流子電動機と呼ばれ、ブラシと整流子が不可欠です。

モーターは、界磁と電機子と呼ばれる二組の磁石で構成されています。この二組の磁石が、引き合ったり反発したりする力で回るわけですね。ただし、モーターを回し続けるには、磁石のN極・S極を回転に応じて入れ換える必要があります。でないと、磁石が引き合ったところで停まってしまいます。そこで直流モーターでは、回転する磁石を電磁石とし、回転に応じて電気の流れる方向を変えて電磁石の極を逆転するようにできています。このとき、回転する磁石に電気を送るのがブラシ。整流子はスイッチの役目をして、回転に応じて電流の向きを変えます。

さて、ブラシと整流子は絶えず擦れ合っているので、定期的な交換が必要になるんですね。今回はこの消耗品であるブラシの供給が止まったことが問題となったわけです。

最近の電車は「かご形誘導モーター」や「永久磁石同期モーター」などの交流モーターが使われています。これらのモーターは、回転子に電気を送らなくても回るので、ブラシは構造上ありません。しかし、直流モーターを使った電車もまだまだ現役です。JR東海では、置き換えが進められている117系・119系のほか、211系・213系・311系などの省エネ車も直流モーター車です。地下鉄でも東山線5000系、鶴舞線3000系は直流モーター車。名鉄や近鉄も数多く走っています。

いまのところ、JR西日本以外で同様の発表はありませんが、今後ブラシの在庫状況によっては、同様の状況が当地でも発生するかもしれません。

追記 - ブラシ供給の目処立つ・間引き運転解消へ

4月6日、JR西日本はブラシの供給の目処が立ったとして、すでに実施していた金沢・和歌山・山陽地区などでの間引き運転の解消(8日から)と、11日から予定していた京阪神エリアの間引き運転中止を決めました。なんとかなったようですね。


註記 - 記事中の画像はウィキメディアコモンズのものを使用しています。

2011年03月21日

名古屋発着列車は影響なし

東日本大震災にともない首都圏を中心に計画停電が実施され、列車の運行にも影響が出ていますが、名古屋発着の列車(豊橋以西)については、影響は出ていません。車両運用(列車編成)も影響はないものと思われます。

浜松~豊橋間もダイヤは正常…

計画停電によりJR東海で直接の影響が出ているのは、東京電力管内の以下の路線・区間です。

  • 東海道線(熱海~富士間)
  • 御殿場線
  • 身延線

これらの路線では、運転を見合わせたり、本数を減らして運転することがあります。

また、富士以東の運休の影響を受けて、東海道線富士~浜松間も運転本数が間引かれることがあります。

浜松~豊橋間はいまのところダイヤは正常のようですが、列車の編成等が変わるおそれもあります。最新情報は以下の公式ページでご確認ください。


2011年03月11日

今日はダイヤ改正の概要について書く予定をしていたのですが、えらい災害が起こってしまいました。

地震発生時、私はちょうど静岡に出張中で、屋外で名古屋の会社と電話中でした。通話相手の同僚から
「こっち揺れてますけど、かなりの長周期で…」
という言葉で私も気づきました。頭がクラクラするような気がしていたのですが、やはり地震。
同僚の言葉どおり、長周期の地震が長く続いています。さらに、それほど大きな揺れではないのに、名古屋でも静岡でも揺れが起こっていることから、遠くで大きな地震が起こっているに違いないと、直感的に思いました。

電話を切ってから、携帯のワンセグを見ると、やはり東北で大地震。震源は宮城県沖。
最初これを見て、被害はたいしたことないだろうと思いました。というのも、宮城県はたびたび大規模地震に襲われていて、地震に対する意識も高く、倒壊するような建物ももう残っていないだろうとという認識だったんですね。仕事柄、耐震設計にも携わっているので、実は先日のニュージーランド地震を受けて、耐震設計についてここで書いてみようかと思っていたところでもありました。

ところが、津波予報を見て再度驚き、さらに続報で入ってくる津波の到達情報、マグニチュード8越え。。。よもやこれほとどは…


さて、一応お知らせです。JRの3月12日ダイヤ改正にともない、JR東海運用情報のページも新ダイヤに移行の予定です。現在、改正に合わせた運用表を作成中です。順次アップの予定ですので、もう少々お待ちください。なお、改正前の運用表は、運用表保存版に移動しています。

Wirtten byyj2
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