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帰ってきたyokeのブログ。JR東海運用情報の更新情報も兼ねています。
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2011年01月28日

名古屋市や名鉄は、manacaのサイトをオープンさせました。細かく読んでみると、両者にはmanacaの取り扱いには、若干の差があるようです。たとえば、manaca対応券売機は、地下鉄にあるものと、名鉄にあるものでは機能が違います。以下に対応の差をまとめてみました。なお、参考までにJR東海のTOICAも比較してみます。

事業者により異なるmanacaの扱い
取り扱い項目 名古屋市交通局
地下鉄・市バス
名古屋鉄道
名鉄電車
名鉄バス
JR東海
(参考)
(TOICA)
manaca
対応券売機
できること
チャージ 可能 可能 (可能/TOICA)
無記名式
manaca購入
可能 可能 (可能/TOICA)
記名式
manaca購入
可能 不可 ※非定期の
記名式なし
manaca定期券
新規購入
可能
通学定期不可
不可 不可
manaca定期券
継続購入
可能※
通学定期も可
不可 (可能/TOICA)
磁気定期券からの
発行替え
不可 不可 (可能/TOICA)
マイレージポイント
のチャージ
可能 可能 -
バス車内で
できること
チャージ 可能 可能 -
無記名式
manaca購入
可能 不可 -
マイレージポイント
のチャージ
不可 不可 -

不可の項目は窓口で行ないます。
※いずれも大人用manacaのみ。
※地下鉄の券売機で他社線連絡定期の継続購入には制限あり(追記参照)。
※TOICAの記名式は定期券しかありません。

さて、券売機にえらく機能の差があることがわかります。地下鉄にある券売機は、磁気定期券からの発行替えこそできないものの、市バスの通勤定期や他社線(名鉄など)との連絡定期も券売機で購入できる多機能ぶりです。

一方で、名鉄の券売機は定期にかかわることは何もできません。ICカード乗車券を購入する動機として「定期券が券売機で簡単に買えるから・券売機で継続購入できるから」を挙げる人も多いのですが、名鉄ではいずれもできないので、窓口に並ぶことになります。JR東海のTOICA対応券売機と比べても見劣りしますね。名鉄は無人駅にも券売機や自動改札を導入していますので、多機能化にはコストの問題があったということでしょうか。

追記

マイレージポイントはいったんセンターに溜まり、翌月の10日以降にmanacaに移し替え(チャージ)を行います。この操作は地下鉄・名鉄の券売機でともに可能ですが、市バス・名鉄バスの車内ではともにできないようです。バスしか使わない人にはちょっと不便ですね。

また、地下鉄の券売機は、名鉄など他社線との連絡定期の購入もできますが、継続購入は交通局で買った定期に限ります。名鉄で購入した連絡定期は、地下鉄の券売機で継続購入できないのでご注意ください。


参考リンク
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2011年01月26日

導入が近づいているmanaca。前回は基本機能についてお話ししましたが、今回は使用上の注意点などを。

チャージで定期は買えない・定期代にはポイントが付かない

manacaはカードの残高(チャージ)で使います。このチャージした金額、あるいはmanacaを買ったときにチャージされている金額を定期代にすることはできません。名古屋市交通局では10,000円のmanacaも売っていますが、「定期代にちょうどいい!」とか言って買っちゃわないように注意しましょう^^;

また、manacaは「マイレージポイント」と呼ばれるポイント還元があります。トランパスにあった「おまけ」(たとえば5000円を買うと5600円使える)の替わりのシステムとして用意されたものです。ですから、もともと「おまけ」の関係ない定期券にマイレージポイントは付きません。

【名鉄】豊橋駅や弥富駅での乗換はちょっと面倒

いまのところmanacaはJRで利用できません。また、JRの電子マネー乗車券「TOICA」も名鉄で使うことはできません。となると問題になるのが、JRの改札を間借りしている豊橋駅・弥富駅です。この両駅に関しては、manacaでJRの改札を出ることができます。

ただし、そのままJRに乗り換えることはできません。豊橋・弥富駅までmanacaで名鉄電車を利用し、その後JRに乗換える場合、いったんmanacaを精算するために改札までタッチしに行く必要があります。

【名鉄】金山駅や名古屋駅での乗換改札にも制限あり

金山駅にはJRとの連絡改札がありますが、名鉄でmanaca、JRをTOICAといった2枚のICカードを使う通り方はできません。manacaとTOICAの両方を使いたい人は乗換改札ではなく、通常の改札を通る必要があります。あるいは、manacaかTOICAどちらかに絞って、もう片方は磁気券で乗換改札を通ります。

また、名鉄名古屋駅には近鉄との乗換改札もありますが、ここも同様です。近鉄ではPiTaPaやICOCAが使えますが、manacaと組み合わせて通ることはできません。

一度manacaに発行替えした定期券を、磁気券に戻すことはできないので、乗換改札を使っている人はmanaca定期券にする前に一考の余地ありです。

たまルンは名鉄系だけ・しかもシステムはちょっとアナログ

manacaには交通利用のほかに、manaca加盟店で買い物ができる電子マネー機能があります。ちょうど「おサイフケータイ」や「Edy」のように使えるわけですね。manacaには2種類の発行元があって、電子マネーとして使う場合は違いがあります。下の表をごらんください。

発行会社と「たまルン」の関係
発行会社 エムアイシー 名古屋交通
開発機構
購入場所 名鉄電車
名鉄バス
豊橋鉄道
地下鉄・市バス
あおなみ線
ゆとりーとライン
マイレージ
ポイント
利用可 利用可
加盟店での
電子マネー利用
利用可 利用可
電子マネーポイント
たまルン
利用可 利用不可

つまり、購入場所によって異なる会社のmanacaが発行されるわけです。違うと言っても、交通利用に違いはなく、マイレージポイントも相互に溜められ、利用も可能です。異なるのはmanaca加盟店で買い物をしたときにつくポイント「たまルン」の有無です。こちらは名鉄系の発行会社エムアイシーのmanacaでないと、「たまルン」への入会ができません。

さて、この「たまルン」、まだポイント付与率なども明らかになっていませんが、ちょっとシステムはアナログなんですね。以下は名鉄のサイトの抜粋です。

  1. 会員IDを・パスワードを入力して会員サイトへログイン
  2. 登録してある「たまルン」ポイント残高を確認
  3. 発行したい「たまルン」チャージ券の枚数を入力して申請
  4. 「たまルン」チャージ券が郵送で到着
  5. 名鉄の取扱窓口へ「たまルン」チャージ券とmanacaを渡してチャージ

基本システムはSuicaなどと共通ですから、拡張に限界があったんでしょうが、…電子マネーと言いつつ、ポイントを使うために、郵送、窓口へ申請って、なかなかのアナログ感覚です^^;

【追記】オートチャージ機能はない

「manaca オートチャージ」で検索して来られる人が多いので、追記しておきますが、manacaにオートチャージ機能はありません。オートチャージとは、クレジットカードなどと組合せて、チャージ残高が少なくなると、自動的にカード口座から引き落としてチャージする仕組みです。SuicaやPASMO、PiTaPaなどで搭載できる機能です。また、方式は若干違いますが、ICOCAにもキャッシュレスでチャージできるSMART ICOCAがあります。

manacaは現在のところ、このような仕組みはありません。


参考リンク
2011年01月25日

新聞報道などによりますと、名古屋市や名鉄などで2月11日から導入される電子マネー乗車券manacaに関する問い合わせが殺到しているそうです。

東海地方ではJR東海のTOICAがすでにあるのですが、JRを日頃利用しない人は「はじめての電子マネー乗車券」となることも多いでしょう。さらに、既存のSFカードであるトランパスや回数券が廃止となること、その見返りとして導入されるマイレージポイント制度がややこしいことなど、TOICAやSuicaとは違った複雑さがあり、利用者を混乱させているようです。

トランパス(ユリカ・SFパノラマカード)とmanacaの違い

まず、単純な比較をしてみました。違いがよくわからない、何が変わるかわからないという方は、ざっくりこの表に目を通してみてください。

トランパス(ユリカ・SFパノラマカード)とmanacaの比較(大人用)
  トランパス
(ユリカ)
(SFパノラマカード)
manaca
カードの種類 磁気券 ICカード
利用形態 使い捨て 繰り返し使用
自動改札での利用 改札機に投入 改札機にタッチ
支払い方法 プリペイド方式
デポジット 不要 要 500円
おまけ(プレミアム) あり なし
マイレージポイント なし あり
販売額
(利用可能額)
1000 (1000)
2000 (2200)
3000 (3300)
5000 (5600)
1000 (500)
2000 (1500)
3000 (2500)
5000 (4500)
10000 (9500)
500 (定期券のみ)
残高が少なくなったら… 積み増し チャージ(入金)
定期券の組込 不可 可能
紛失時の再発行 不可 可能
(記名式・定期券)
お買い物 不可 可能
(一部の店舗)

どうでしょう?「デポジット」などの聞き慣れない言葉や、販売額と利用額の関係に「え?」と思われた方もいると思います。では、そんな疑問にお答えしていきましょう。

manacaの種類と購入方法

TOICAやSuicaをお持ちの方には当たり前のことも多いと思いますが、manacaの基本について説明します。なお、manacaには小児用、割引用(障害者用)もありますが、ここでは大人用について説明します。

1. トランパスは使い捨て・manacaは繰り返し使用
トランパスカードはこれまで使い捨てが基本でした。必要な額のトランパスを購入し、残高がなくなったら、また必要な額を購入するか、積み増しを行ないます。積み増しの場合も、新しいトランパスが発行され、古いカードは使えませんでした。
これに対して、manacaは何回も繰り返して使います。残高が減ってきたら、券売機やチャージ器を使って入金(チャージ)を行ないます。トランパスの積み増しとは違い、新しいカードが出てくるわけではありません。
2. manacaには無記名式・記名式・manaca定期券がある
無記名manacaは手軽さが特徴です。市バスの車内でも買えますし、家族や友人同士で貸し借りもできます。マイレージポイントもちゃんと付きます。その代わり、紛失しても再発行はできません。
記名式のmanacaは本人しか使えませんが、紛失しても再発行ができます。チャージ分も含めて、ちゃんと新しいカードに戻ります。また、manaca加盟店でのお買い物ポイント「たまルン」を利用できます(たまルンは名鉄系のmanacaに限ります)。manaca定期券は定期券をmanacaに組み込んだものです。定期券の性質上、一般に記名式になります。これも紛失しても再発行可能です。なお、無記名式を記名式に変更することはできますが、逆はできません。
3. manacaの購入
駅の窓口(改札口を除く)で買えるほか、manaca対応の券売機でも購入できます。無記名はもちろんのこと、地下鉄の場合は記名式manacaやmanaca定期券(通期定期)も券売機で買うことができます。なお、地下鉄と名鉄では券売機での販売に差があります。詳しくはこちらを
定期以外のmanacaは2000円が基本です。地下鉄・市バスはほかに1000円、3000円、5000円、10000円の計5種類があります。トランパスは高いものほど「おまけ」(プレミアム)が多く付いてきましたが、manacaには「おまけ」はありません。安いmanacaを買っても、あとからチャージもできますし、どれを買っても同じです。
4. デポジットって?
上の表を見ると、manacaはおまけが付かないどころか、買った額より利用額が少ないことに気付きます。これは購入額の中にデポジット500円が含まれているためです。manacaは繰り返し使用するのが基本ですから、簡単に捨てられては困ります。そこで、預かり保証金の形で500円を払っておきます。これがデポジットで、SuicaやTOICAも同様の仕組みです。保証金ですから、manacaを返却すると、500円は返ってきます
また、デポジットはmanacaを買うときにだけ、最初だけ必要です。チャージをしたり、お持ちのmanacaに定期券を載せるだけなら、デポジットはかかりません。
5. どこで使える?
名古屋市の地下鉄・市バス、名鉄電車、名鉄バス、あおなみ線、ゆとりーとライン、豊橋鉄道で使えます。
JRや近鉄ではいまのところ使えません。JR東海は約1年後、JR東日本は約2年後に利用可能予定のほか、他の電子マネー乗車券との相互利用も検討中です。
また、コンビニはサークルK・サンクス、ファミマ、ココストアの一部店舗で利用可能になる予定です
6. お買い物ポイントを付けたいなら名鉄系で購入
manacaの発行元は二つあり、購入した場所によって
  • 名古屋交通開発機構 - 地下鉄・市バス・あおなみ線・ゆとりーとライン
  • エムアイシー - 名鉄電車・名鉄バス・豊橋鉄道
このように分かれています。manacaの交通利用に関しては、どのmanacaを使っても変わりありません。しかし、manaca加盟店で買い物をしてポイントを得るたまルンというシステムは名鉄系のエムアイシーのmanacaでしか入会することができないんですね。「サークルKで買い物をよくするので、買い物ポイントを付けたい」なんて方は、名鉄などでmanacaを購入した方がいいかもしれません。

manaca定期券について

manacaはチャージして使うのが原則ですが、manaca定期券は必ずしもそうではありません。定期券としてだけ使うなら、チャージはなくてもかまいません。無記名式のmanacaは2000円(または1000円)しますが、最初からmanaca定期にすれば、定期代+デポジット(500円)だけで購入できます。もちろんチャージしておけば定期区間外の乗車にも使えますし、乗り越し精算も自動で行えますから、チャージしておくのも有効です。

さて、manaca定期券を持つにはいろんな方法があり、比較的自由です。

  1. 直接manaca定期を買う(定期代+デポジット500円が必要)
  2. すでに持っているmanacaに定期券を組み込む(定期代のみ必要)
  3. 磁気定期券をmanacaに発行替えする(デポジット500円のみ必要)
  4. 磁気定期券をすでに持っているmanacaに発行替えする(手数料なし)

地下鉄のmanaca定期券は、1番・2番もmanaca対応券売機で可能です。これまで地下鉄の定期は買える駅が限られていましたが、manaca対応券売機は地下鉄全駅に設置予定です。もちろん継続購入もmanaca対応券売機で可能です。なお、通学定期券は在学証明が必要なので、最初だけ窓口等での購入になりますが、継続購入は券売機で可能です。

また、定期代はチャージとは別に払います。チャージは定期代には充てられないので、注意しましょう。

マイレージポイント

manacaにはトランパスにあった「おまけ」がありません。5000円チャージしても、トランパスのように5600円にはならないのです。そのかわりに、マイレージポイントという仕組みがあります。これは1ヶ月の利用額に応じて、ポイント還元があり、電車やバスの利用に使えるという仕組みです。

マイレージポイントの貯め方
manacaで電車やバスを利用するだけで貯まります。ただし、定期代にマイレージポイントは付きません。チャージして利用した額だけに付きます。
マイレージポイントの使い方
マイレージポイントはカードにたまっていくのではなく、manacaのシステムを制御しているセンターに貯まっていきます。ポイントを使うには、センターからmanacaに引き出す手続きが必要になります。こう聞くとめんどくさそうですが、チャージの際についでに引き出しておけばよいでしょう。ポイントは月末に集計され、翌月の10日に引出し可能になります。また、ポイントをセンターに貯めておいてもかまいません(ただし有効期限はあります)。
manacaにポイントを移すと、電車やバスを利用したとき、ポイントから優先して使われます。
マイレージポイントとトランパスを比べると…
たとえば、地下鉄で1ヶ月5000円以上使うと、12%のポイントが還元されます。5000円ちょうど使えば、600円戻りますから、額面上はトランパスと同じに見えます。
しかし、トランパスのおまけは有効期間がありません。5600円のユリカを1年かけて使っても、600円のおまけは有効でした。これに対して、manacaのポイントは、1ヶ月の利用額によって決まります。1ヶ月に2000円未満ではポイントは付きません。また、2000円以上使った場合でも、1000円未満の端数は切り捨てられてしまいます。
地下鉄はまあまあ。名鉄は…
問題も多く見えるマイレージポイントですが、それでも地下鉄や市バスはまあまあです。1ヶ月に2000円以上使えば、最低でも10%、昼間の利用が中心なら20~30%のポイントが戻ってくる可能性があります。
一方、名鉄はポイント還元率がかなり渋チンです。回数券並の還元を得ようとすれば、1ヶ月に41回以上利用して、かつ2万円ぐらい使わなければなりません。1ヶ月に5,000円程度の利用では、200円ぐらいしか戻ってきません。これでトランパスも回数券も廃止というのですから、ちょっとねえ^^;
なお、マイレージポイントについては、以下の記事も参考にしてみてください。
参考リンク
2011年01月24日

ここのところ、ATS-PTのネタばかりで恐縮ですが、これまで中央線・関西線で、旅客列車のATS-PT使用開始をお伝えしてきました。

さらに、東海道線でも旅客列車の一部でATS-PT使用開始との情報がありましたので、お知らせします。

使用区間は尾頭橋~大府間?

これまで東海道線の名古屋近郊はATS-PTの工事が未完了だったのですが、昨日尾頭橋付近に以下の標識があるのを確認しました。

下り線 上り線
ATS P→S ATS S→P

また、キハ75の何本かがATS-PT使用開始扱いになっており、お寄せいただいた情報によれば、大府までATS-PTを使用していたとのことです。私の知る限りの情報ですと、まだ東海道線(名古屋地区)の電車に使用開始編成があるとは聞いていませんので、旅客列車での使用開始区間は尾頭橋~大府間ということになるでしょうか。

以下の図は、東海道線名古屋~豊橋のATS-PT整備状況です。

東海道線 名古屋~豊橋のATS-PT整備状況

正確な時期は不明ですが、昨年8月ごろ豊橋付近から幸田付近まで整備され、貨物列車のATS-PT使用が始まっています。9月に入ると、岡崎を超えて西岡崎付近までPT使用区間が延伸されています。これは2011年の年明け直後まで同じ状況でした。

今回、旅客列車の使用開始とともに、尾頭橋付近にまで使用区間が延伸されたわけですが、大府~岡崎間の状況はまだ未確認です。岡崎と西岡崎の間にあるATS切り替え標識がなくなっていれば、尾頭橋~豊橋間のATS-PT整備が完了したことになります。情報をお持ちの方があれば、お寄せくださいませ。

中央線のATS-PT整備状況

中央線はいち早く貨物列車のATS-PTを開始し、旅客列車の使用開始も早かった路線です。すでに313系を中心にATS-PTが一部の旅客列車で使用が始まって2週間ほどになります。以下は中央線におけるATS-PT整備状況です。

中央線のATS-PT整備状況

中央線のATS-PTは、昨年4月下旬に山王信号場~新守山間で貨物列車の使用が始まりました。6月ごろになると、新守山付近にあったATS切り替え標識がなくなり、高蔵寺付近の上り線に「S→P」の標識が立ちました。私はてっきり、高蔵寺まで伸びたのだと思っていましたが、気になったのは高蔵寺付近の下り線に「P→S」を示す標識がないことでした。

その後、今年1月12日ごろから旅客列車でもPTの使用が開始されましたが、中津川でもPTを使用しており、落合川との間にATS切り替え標識が立っているとの情報をいただきました。しかし、高蔵寺の上り線には「S→P」がまだ立っています。どうやら、この標識は愛知環状鉄道線からの直通列車のためのものであり、昨年6月には中津川まですでに延長されていたと見るのが正しいようです^^;

東海道線の米原~名古屋のATS-PT整備状況

さて、東海道線のうち、米原方はどうなっているでしょうか。私の知る限りは、以下のとおりです。

東海道線 名古屋~米原間のATS-PT整備状況

昨年9月ごろに醒ヶ井から関ヶ原付近まで整備が完了し、貨物列車のPT使用が開始されています。その後の状況はよくわかっていません。


2011年01月22日

ATS-PTの使用開始の続報です。以下の記事でコメントをただいたほか、新たに開始編成が増えていますので、再度まとめてみます。

状況は以下のとおりです。

  • 2011年1月12日ごろより、中央線の旅客列車の一部でATS-PT使用開始
  • 使用開始編成は運転席にATS-PT 使用開始のステッカー
  • 車両先頭部側面の「ST」表記に加え、「PT」表記が加わる
  • 現在のところ確認されているのは、神領区313系・383系、名古屋区キハ75形。いずれも一部の編成
  • 中央線のATS-PT使用区間は、山王信号場(金山)~中津川間
  • 使用開始車両には関西線で運用される車両も含まれるため、関西線でも使用開始?

1月23日現在で確認されているATS-PT使用開始編成は以下のとおりです。211系5000番台はまだATS-PT使用開始編成が見あたりません。

名古屋地区 ATS-PT使用開始状況
形式 313系(神領車両区) 383系 キハ75形
番台区分 1000
1100
1500
1600
8500 3000 1300
編成両数 4両編成 3両編成 3両編成 2両編成 2両編成 4両編成 2両編成
運用路線 中央線 中央線
関西線
中央線 中央線
関西線
中央線
関西線
中央線 関西線
東海道線
全編成数 5編成 7編成 6編成 16編成 4編成 3編成 20編成
ATS-PT
使用開始
確認編成数
4編成 1編成 4編成 1編成 1編成 1編成 3編成
備考
(編成番号)
B1
B2
B4
B5
B104 B202
B204
B205
B206
B304 B404 A101 3+103
207+307
208+308

とりあえず1編成ずつ?

313系8500番台を除くと、どの形式・番台区分も1編成ずつが基本となっているようです。ATS-PTへの本格移行にあたって、様子を見ているところなのでしょう。

なお、313系1000番台は2編成が使用開始となっていますが、このうちB1編成は20日より運用をはずれており、211系による代走が行われています。おそらく定期的な検査入場と思われますが、このため1000番台も事実上1編成のみの使用開始となっています。また、キハ75は東海道線(名古屋・大府間)・武豊線でも使用されますが、この区間ではATS-PTの工事が完了していないので、ATS-STでの走行となります。

追記(23日)

新たに313系1000/1100番台で、2編成の使用開始を確認しました。また、東海道線も尾頭橋以東でPTの使用を開始したとの情報もいただいています。詳細がわかり次第、ご報告します。

静岡でも使用開始

このほか、静岡地区でも一部列車でATS-PTの使用を開始しているようです。詳細は把握していませんが、211系5000番台が使用開始となっているとのことです。


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