2011年10月、中央線木曽地区のワンマン車が313系1300番台に統一。中津川~塩尻間の運用は、転換クロスシート車が大半を占めるようになりました。
一方、これまで同地区で使われていたセミクロスシートの313系3000番台(B300編成)は、早くも大垣区へ移動しているようです。
編成番号 (神領区) |
車番 | 現在の状況 (2011年10月) |
転属後の 編成番号 |
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B301 | 3013 | 大垣区に転属済 (2011年8月) |
→R101 |
B302 | 3014 | →R102 | |
B303 | 3015 | 関西線で運用中 | |
B304 | 3016 | ||
B305 | 3017 | 大垣区に移動 | R105? |
B306 | 3018 | R106? | |
B307 | 3019 | 関西線で運用中 | |
B308 | 3020 | ||
B309 | 3021 | ||
B310 | 3022 | ||
B311 | 3023 | 大垣区に移動 | R111? |
B312 | 3024 | 大垣区に転属済 (2011年8月) |
→R112 |
B313 | 3025 | →R113 | |
B314 | 3026 | 関西線で運用中 | |
B315 | 3027 | ||
B316 | 3028 | 大垣区に移動 | R116? |
313系3000番台は、1999年に登場したワンマン仕様の2両編成。車内が明るいグリーン系でまとめられたセミクロスシート車(ボックスシート+ロングシート)です。静岡車両区の12編成(V1~V12編成)が主として御殿場・身延両線で用いられるほか、神領車両区に16編成(B301~B316編成)が配置され、関西線と中央線木曽地区のワンマン運用に就いてきました。
ところが、飯田線の119系を置き換えるにあたり、213系とともに神領のB300編成に白羽の矢が当たりました。現状のB300編成の運用列車に新車の1300番台(転換クロスシート車)を充て、余剰となる3000番台を回すことになったようです。すでに、4編成の置き換えが完了し、運用を離脱した3000番台4編成が8月に大垣区へ転属しています。
さらに、今年10月には1300番台4編成が神領区に追加投入となり、中央線木曽地区の3000番台運用をすべて置き換えるに至りました。これを受けて、早くも3000番台が大垣区へ移動しているようです。
表に10月現在の313系3000番台の状況をまとめました。8月にB301・B302・B312・B313の4編成が大垣車両区へ転属済みで、編成番号はR100に改番されています。今回さらにB305・B306・B311・B316の4編成が大垣区へ移動しています。これで半分の8編成が大垣へ移ったことになります。
なお、残りの8編成は関西線で運用中ですが、これも今年度中には置き換えられるものと予想されます。
当ブログのコメントで、関西線どっと混むさんより、運用行路情報をいただきましたので、運用ダイヤを作ってみました。以下をご覧ください。
もともと中央線木曽地区と合わせ15行路あった運用ですが、今年度初頭あたりから木曽地区7行路を分離し、8行路の独立運用としたものです。見てのとおり相当過酷な運用で、大半の行路が早朝から深夜まで走りっぱなし。昼間もほぼフルで運用され、車両区で昼寝する行路は1本しかありません。
なお、8行路に対して所属数が8編成ですので、現在B300編成には予備車がありません。検査の際には、予備が確保されている木曽地区の1300番台(B500編成)を充てるものと思われます。
大垣に移動した3000番台はR100編成に改番し、213系の置き換えのため神領に転属となった211系0番台の旧運用スジに入っています。
しかし、さらに4編成が移動となったことで、飯田線での訓練運転も本格化するものと見られます。
また、飯田線のワンマン区間拡大にともなってでしょうか、ワンマン運賃表も新型の液晶ディスプレイに取り替えが進んでいるようです。また、コメントでいただいた情報等によれば、東海道線の支線(大垣~美濃赤坂)もワンマン準備が始まっており、同区間での運用も予想されます。
11月9日、B500編成がさらに4編成増備されました。関西線の313系3000番台を置き換え、大垣への転属がまた進むものと思われます。