近畿車輛で改造工事を行っていた213系5000番台 H9・H10編成が、工事を終えて先ほど甲種輸送で春日井に到着。神領車両区に戻りました。今日の釜はEF65 1089です。
この改造工事は、飯田線の119系の置き換えとして、213系を転用するために行われているものと見られ、トイレの設置、車輪の空転を防ぐセラジェットの取り付け、側扉の半自動化を実施しているものです。今年初頭から近畿車輛で行われ、これで6編成12両の改造工事が終了。現在、別途2編成の改造工事が実施中であるほか、今回戻った編成と入れ替わりでさらに2編成が9月8日に近畿車輛へ送られる予定です。
さて、例によって、213系の改造履歴を示します。213系5000番台は全部で14編成28両。現状で改造工事も折り返し地点といったところですが、ここへ来てちょっと変化が生じています。まずは、下の表をごらんください。
編成名 | 入場日 | 出場日 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1 | H3・H4編成 | 1月7日 | 4月21日 | |
2 | H7・H8編成 | 3月10日 | 6月23日 | |
3 | H9・H10編成 | 5月19日 | 8月30日 | 本日帰着 |
4 | H1・H2編成 | 7月2日 | 9月20日(予) |
改造中(出場前倒し) |
5 | ? | 9月9日(予) | 9月8日出発予定 | |
6 | ? | |||
7 | ? |
これまで、入場から出場まで約3ヶ月半を要していたことから、すべての編成の改造が終わるのは来年4月頃になると予測していました。しかし、月刊とれいん9月号によれば、7月に入場したH1・H2編成の出場は9月20日となっており、ここへ来て、改造工事期間が約1ヶ月短縮ということになります。
この短縮が次回の編成に限ったことかどうかはわかりませんが、もし今後すべて工事期間を短縮するのであれば、来年の1月末にはすべての編成の改造が終わる計算です。今年度末に全線対応となるATS-PT、来春実施されると予測されるダイヤ改正にも間に合いますね。
ネット等の情報でご存知の方も多いと思いますが、某労組の公開情報によれば、飯田線の119系が11月下旬より213系と313系に置き換えられるとのこと。それに先だって、JR東日本では10月下旬から213系・313系のハンドル訓練を実施するそうです。
これまで噂として扱われてきた213系の飯田線転属ですが、これで確定したようです。また、ハンドル訓練のための車両を捻出するため、近々新車の投入も予想されますね。