このところあわただしい動きを見せているJR東海・神領車両区ですが、先日の記事にいただいたコメントによれば、313系3000番台が大垣車両区に転属とのことです。コメントをお寄せくださったYFさんありがとございます。
編成番号 | クモハ313 | クハ312 | 転属編成 |
---|---|---|---|
B301 | 3013 | 3013 | →R101 |
B302 | 3014 | 3014 | →R102 |
B303 | 3015 | 3015 | |
B304 | 3016 | 3016 | |
B305 | 3017 | 3017 | |
B306 | 3018 | 3018 | |
B307 | 3019 | 3019 | |
B308 | 3020 | 3020 | |
B309 | 3021 | 3021 | |
B310 | 3022 | 3022 | |
B311 | 3023 | 3023 | |
B312 | 3024 | 3024 | →R112 |
B313 | 3025 | 3025 | →R113 |
B314 | 3026 | 3026 | |
B315 | 3027 | 3027 | |
B316 | 3028 | 3028 |
さて、車番と現状の動きを表にまとめてみました。
神領区所属の313系3000番台は、セミクロス仕様(ボックス+ロングシート)の2両編成。1999年に313系の1次車として16編成が投入され、中央線木曽地区と関西線でワンマン列車を主体に運行。投入後10年以上大きな変化はありませんでしたが、ここへ来て転属ということです。
現在のところ4編成8両が転属になった模様で、大垣区では新たにR100編成を名乗っています。編成番号が歯抜けで転属してますが、下二桁がちゃんと一致しているところを見ると、将来的には全部転属の可能性が高いですね。
ところで、R編成は現在飯田線で使われている119系ワンマン仕様2両編成の編成番号ですから、予想されてきたとおり飯田線に転用と見られます。
これまでの神領車両区の動きをまとめてみましょう。
まず、313系4次車の投入が始まった2010年度から。2010年度には神領区に313系1300番台(B401~B404編成)4編成8両が投入されました。当初は東海道線でアルバイト運用をこなしていましたが、10月から213系の運用を置き換える形を取り、関西線・中央線で運用を開始します。
本数に余裕の出た213系は、今年初頭から近畿車輛で順次改造工事(トイレ取り付け・半自動ドア・セラジェット)を実施しており、これも飯田線転用のためと見られています。現在までに4編成が落成して運用に復帰するとともに、さらに4編成が改造中。9月にはまた2編成が改造に送られる予定です。このペースで行くと、来年春頃には全14編成の改造が完了する見込みです。
続いて、今年2011年度には、313系1100番台B6編成が1本だけ追加増備。いろんな憶測が飛び交いましたが、さしあたり既存の1000/1100番台の運用に入りました。
さらに今年8月に入り、313系1300番台の耐雪・セラジェット付き仕様のB501~B504編成が投入。当初からワンマン設備を持ち、すぐに木曽地区の313系3000番台(B300編成)の運用に入りました。今回、この投入により、余剰となった3000番台が大垣車両区へ転属となったものです。
編成名 | 形式 | 昨年度末 | 現状(2011/8) | 将来 |
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H編成 | 213系5000番台 |
14×2=28両 (内8両工事) |
14×2=28両 (内8両工事) |
0? (全転属) |
B編成 |
313系1000/ 1100番台 |
5×4=20両 | 6×4=24両 | 6×4=24両? |
B300編成 | 313系3000番台 | 16×2=32両 | 12×2=24両 |
0? (全転属) |
B400編成 |
313系1300番台 (関西線用?) |
4×2=8両 | 4×2=8両 | 8×2=16両 |
B500編成 |
313系1300番台 (耐雪・増粘着) |
- | 4×2=8両 | 8×2=16両? |
小計 | (変動分のみ) | 80両 | 84両 | 80? |
さて、神領区のうち、動きのあった編成について、上の表にまとめてみました。所属編成について、昨年度末、現在、そして将来予測を並べてみたものです。
変動分の車両が全部で80両。現在、313系1100番台が1本多い勘定ですので+4両となっていますが、将来的にはどうなるでしょうか。
まず、減少分を勘定してみます。B300編成が16編成32両のマイナス。さらに、213系がすべて転属すると考えると14編成28両のマイナスで、合計60両のマイナスになります。
一方、増加分を考えると、313系1100番台が現在のところ1編成4両のプラス。313系1300番台B400編成は車番の関係から計8編成16両の増備で間違いないでしょう。さらにB500編成も木曽地区の運用本数から考えて計8編成16両の増備と思われます。となると合計36両のプラス。
減少・増加を相殺すると-60+36で24両が足りない計算です。
この24両の不足分をどうするのか?例によって、思いつくところを並べると…
みなさんもまた予想してみてください。ではでは。
たくさんコメントをいただきましたので、整理を意味を含め、新記事を立てました。合わせてごらんください。