JR東海は3月29日に平成23年度設備投資について発表をしています。在来線関係では、引き続きATS-PTの整備を進め全線整備を完了すること、313系電車を44両投入することが発表されています。
みなさんから多数の情報をいただき、JR東海運用情報も改正後の運用が徐々に判明しつつあります。中央線・関西線では大きな動きはないようですが、東海道線は運用変更が目立っています。注目の117系はどうなっているでしょうか。簡単にまとめてみることにします。
117系はJR東海に18編成所属し、昨年7月ごろまで東海道線で17本が運用に就いていました。ところが、新車の投入(313系)にともない、徐々に運用を減らしています。7月には2本が運用離脱、313系1100番台が7本揃った10月には計8本が運用を離脱し、約半分となる9本の運用にまでその数を減らしました。
117系の運用は大きく分類すると、以下の5つに分けられます。ここ1年の変遷を追ってみました。今回の改正でどう変わったでしょうか。
主たる運用 | 2010年 3月 |
2010年 7月 |
2010年 10月 |
2011年 3月 |
|
---|---|---|---|---|---|
(1) | 豊橋~浜松 折り返し運用 |
2 | 2 | 2 | 0 |
(2) | 大垣~浜松 送り込み運用 |
3 | 3 | 1 | 0 |
(3) | 岐阜~岡崎 (岡崎停泊) |
1 | 0 | 0 | 0 |
(4) | 米原~名古屋 ラッシュ時快速 |
6 | 6 | 4 | 6 |
(5) | 米原・名古屋~岡崎 米原~大垣 |
5 | 4 | 2 | 3 |
合計 | 17 | 15 | 9 | 9 |
昨年10月以降、新たな新車は投入されていないので、2011年3月改正後も運用本数は9本のまま変化ありません。しかし、これまで昼間の運用も多かった浜松~豊橋間の運用(1)、および浜松への送り込み運用(2)がなくなったため、岡崎以東の117系運用は消滅したことになります。土休日に至ってはさらに少なくなっているようです。
一方で、米原~名古屋間の快速運用(4)は、10月に一部311/313-1100に置き換えられた運用が復活したほか、米原~岡崎間の新快速運用(5)も復活しています。
すべてではありませんが、現在判明している117系の平日運用図を、過去の運用とともにPDF形式でアップしておきますので、興味のある方はごらんください。
追記。改正後の土休日運用も判明分についてアップしました。