JR東海はパターン速度照査機能を持った自動列車停止装置「ATS-PT」を導入中です。すでに工事の完了した一部区間では貨物列車に限り、使用を開始しています。旅客列車への導入は2011年1月からになりますが、車両の搭載も順調に進み、営業列車を利用して運転士の訓練も行われています。
さて、みなさんもお気づきかもしれませんが、これまでATS-PT取付車は
ATS-PT 使用停止と運転席にステッカーが貼られ、機能を停止してありましたが、最近になって
ATS-P 開放確認のステッカーに続々と変わってきています。隠してあったATS-PTのランプの類も見えていますね。
ATS-PTの運用が近いことから、機能停止をやめ、運転席で開放するように切り替えているようです。
さて、ATSの類は電源投入忘れや機能開放のまま走ってしまうことがもっとも危険です。そこで、ATS-Pの場合、開放扱いにするとATS-P制御スイッチのカバーがちゃんと閉まらないようになっていて、
半開きであることで運転士に危険を知らせる仕組みになっています。人間工学的な配慮ですね。
現在は、まだ旅客列車のATS-P使用が始まっていませんので、あちこちの列車のATS-Pスイッチカバーが半開きです(笑)
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