2017年3月4日のダイヤ改正まであと1週間。新ダイヤの時刻表もすでに発売され、JR東海の公式サイトでも駅の時刻表が確認できるようになっています。
さて、今回のダイヤ改正ですが、昨年末に発表された改正概要では新幹線と静岡地区の在来線のみで、名古屋地区の在来線に関する記述はありませんでした。
で、実際はどうだったか、ある手法を使って、改正で何がどれだけ変わったかを見てみることにします。
JR東海は時刻案内として「各駅の時刻表」を用意しており、駅に掲示されている発車時刻表と同じ形式のPDFを見ることができます。この時期は改正前と改正後両方の時刻表の閲覧が可能なため、これをダウンロードし、Adobe Acrobat Reader DCで比較してみます。現在のAdobe Readerはブラウザと同様、タブ切替が可能なため、二つのPDFを表示し、[Ctrl]キー+[Tab]キーを押しっぱなしにすると(クリック・タップで拡大)
…とこんな感じで、改正で変わったところがチカチカしてすぐわかるというわけです(ただしパソコン限定。スマホやタブレットでは難しいかも)。
駅の発車時刻表の比較ですから、発車時刻や行先はわかっても、到着時刻や始発駅の変化まではわかりませんが、路線ごとに主要駅の比較をしてみました。
豊橋以西については、ほとんど変化がなく、変更点を全部書き出せるほどでした(笑)。
名古屋駅発の時刻表を見る限り、時刻・種別・行先、さらに途中駅での解放(切り離し)までまったく変わっていません。発車番線が異なる列車が数本ある程度。ここまで変化のない改正も珍しいです。
なお、駅の時刻表では到着時刻や始発駅の情報はわかりませんので、上りについてはまだ調べていません。これは他の路線も同様です。
中央線と同様、ほとんど変化が見られません。一本だけ時刻変更がありました。これもわずか1分の変更で、種別・行先に変更がないのは中央線と同じです。
名古屋駅発では上下線ともに時刻の変更は見あたりません。上りの行先について、豊橋行き・浜松行きの列車が一部入れ替わっています。豊橋発下りは平日は行先・発時刻に変更なしで、土休日の時刻が1本だけ動いています。大垣発上りは、土休日の新快速の1本が時刻変更で、15時台だけパターンが崩れています。
当該区間(特急除く)の時刻・行先変更は以下の通り。
上りは米原駅の発車時刻に多少の変更が見られるほか、先ほど挙げた浜松行き・豊橋行きの変更があります。下りの大垣発時刻はまったく変わっていません(美濃赤坂行きに1本変更あり)。
当該区間(特急除く)の時刻・行先変更は以下の通り。
この区間は結構変わっています。リリースでも発表のあった静岡支社管内ですので、全部書き出すわけにはいきませんでした^^;