この記事は2014年12月に書いたものです。その後、2015年3月にダイヤ改正が行われ、現在の状況とは異なっています。ダイヤ改正後の状況は、以下の記事をごらんください。
車両運用についてはこちらを。
Twitter等の情報によりますと、キハ25形1000番台がいよいよ高山線・太多線で12月1日より運行する見込みです。得られた情報を元に、充当列車のダイヤを描いてみました。
JR東海は2015年度を目処に、キハ40・48などの旧型気動車の置き換えを完了する予定です。来春の武豊線電化によって捻出されるキハ75やキハ25(1次車)のほか、キハ25形2次車を新たに新製して、これに充てるわけですね。新製は2014年度に16両、2015年度に36両、合計52両の予定。今年度(2014年度)は高山線・太多線、来年度(2015年度)は紀勢線・参宮線で運行を始めます。
さて、キハ25の2次車は番台区分も変わり1000番台となっており、武豊線を運行中の0番台とは仕様がかなり異なっています。とくに、ビードレスの車体やロングシートであることが特徴的です。
項目 | 1次車 | 2次車 |
---|---|---|
編成番号 | P1~P5 | P101~ |
番台区分 | 0/100 | 1000/1100 |
座席 | 転換クロス | ロング |
構体 | ビード付きステンレス鋼 窓周り梨地仕上げ |
ビードレスステンレス鋼 全面光沢仕上げ? |
ドアステップ | 準備 | あり |
前面表示器 | 2箇所 | 1箇所 |
投入年度 | 2010年度 | 2014・2015年度 |
投入両数 | 5編成10両 | 6編成12両(現在) 全26編成52両(予定) |
その他 | - | 振動検知装置 鹿衝撃緩和装置 LED室内灯 |
現在のところ、9月から10月にかけ6編成12両が美濃太田区に配備済み。詳細は以下の記事をごらんください。
さて、岐阜・美濃太田・下呂・飛騨古川各駅発の充当列車告知ポスターがtwitterに上がっていましたので、これを元に充当列車の行路図を描いてみました。オレンジ色の線がキハ25該当列車です。以下の画像をクリックorタップすると、PDF形式で開きます。
ものの見事に猪谷まで行くようです。高山線は客車ホーム(H=760mm)の駅が多く、ステップ付きのキハ25が優先的に割り当てられた、ということでしょうか。ネット上ではロングシートの長距離運行を懸念する声も出ていますが…。
太多線でも一部運行するようですので、こちらも行路図を描いてみました。こちらもPDF形式です。
太多線の充当列車少なめで、平日2往復、土休日は1往復の設定です。岐阜~多治見間は、兼用ホーム(H=920mm)で統一されていますので、ドアにステップのないキハ75も入線可能。武豊線電化の暁には、キハ75が優先的に割り当てられるのでしょうか。
なお、今年度はあと2編成4両が投入予定ですから、随時運行列車は増えていくものと思います。
追記(12/1) おおむね行路が判明したため、行路図を更新しました。平日朝の太多線運用のみ2+2の4両編成。その他はすべて2両での運行です。
こちらもtwitterからの情報ですが、下油井駅ではホームの嵩上げ工事を実施するようです。高山(あるいは下呂?)まではキハ75の入線を考えているのでしょうね。
今後の高山線・太多線ですが、来春のダイヤ改正では、キハ25-1000が4両追加になるほか、武豊線の電化により余剰となるキハ75が転属してきます。太多線はすべてキハ75・キハ25の運転となり、高山線も岐阜~美濃太田間は8割の列車がキハ75・キハ25と発表されています。
さらに得られた情報を元に、高山線・太多線に関する詳細な動きを予想してみました。
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