昨日、119系今春引退が発表されたばかりですが、本日(18日)に313系1300番台のワンマン仕様車であるB500編成が4編成(B513~B516編成)、日本車輌を出場。公式試運転の後、神領車両区に配置された模様です。
B500編成はこれで16編成32両となり、神領区の313系3000番台(B300編成)をすべて置き換える車両が出揃った計算です。捻出されたB300編成は、一部がすでに大垣区へ転属してR100編成となり、飯田線の119系の置き換えに充てられています。今回のB500編成追加投入により、119系の置き換えがさらに加速するものと予測されます。
何度かお伝えしていますが、313系1300番台は1000番台ファミリー(転換クロスシート+車端部ロングシート)の構成を持つ2両編成。仕様の違いにより、B400編成とB500編成の2種類があります。
No. | 項目 | B400編成 | B500編成 |
---|---|---|---|
1 | 増粘着装置(セラジェット) | なし | あり |
2 | ワンマン設備 | 準備 | 対応 |
3 | スノープラウ | なし | あり |
4 | 霜取りパンタグラフ | あり | あり |
5 | 発電ブレーキ装置 | あり | あり |
置き換え対象 | 213系5000番台 | 313系3000番台 |
このように、B400編成は213系5000番台の置き換えを目的とした非ワンマン車。これに対し、B500編成は313系3000番台の置き換えを目的としたワンマン・勾配・積雪対応車となっています。
捻出された213系5000番台・313系3000番台は、大垣車両区に転属の上、飯田線へ投入。119系の置き換えに充てられ、昨年11月末より同線で運用を開始しています。
さて、313系1300番台の編成表を見てみましょう。B500編成は16編成・32両が出揃いました。これは、神領車両区に配置されていた313系3000番台(B300編成)と同じ本数で、すべての置き換えが完了する計算です。
一方、B400編成はB405~B408編成(車番1305~1308)が、さらに今後投入される予定です。
編成名 | クモハ313 | クハ312 | 投入年 |
---|---|---|---|
B401 | 1301 | 1301 | 2010年 (運用中) |
B402 | 1302 | 1302 | |
B403 | 1303 | 1303 | |
B404 | 1304 | 1304 | |
あと4編成(B405~B408)増備? |
編成名 | クモハ313 | クハ312 | 投入年 |
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B501 | 1309 | 1309 | 2011年 (運用中) |
B502 | 1310 | 1310 | |
: | : | : | |
B512 | 1320 | 1320 | |
B513 | 1321 | 1321 | 2012年 今回投入 |
B514 | 1322 | 1322 | |
B515 | 1323 | 1323 | |
B516 | 1324 | 1324 |
本日投入となったB513~B516編成は、1週間程度試運転を行った後、営業運転に入るものと思われます。現在、神領区の3000番台は関西線で以下の8行路のうち4行路が残っていますが、この置き換えに充てられるでしょう。
これにより、3000番台の神領から大垣への転属・飯田線への転用が完了します。
一方、来月2月1日には、213系5000番台2編成(H13・H14編成)が、近畿車輛での改造を終え、神領区に戻ってきます。213系も2編成が飯田線へ投入されることになるでしょう。213系の転用が完了するのは、さらにB400編成4本の追加投入、2月下旬から3月上旬と予想される最後の改造編成を待ってからとなります。
2月1日、改造を終えたH13・H14編成が予定どおり神領区に戻りました。一方、配属から2週間経ったB500最終編成ですが、運用に就いているのは1編成に留まっています。