すでにご存知の方も多いかと思われますが、12月16日、JR東海は2012年3月17日に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。
例によって新幹線がメインの発表で、東海道新幹線から300系の引退・定期のぞみのN700系統一など。
在来線関係は、まず小田急乗り入れ特急「あさぎり」の見直し関連。371系のあさぎり撤退はすでに明らかになっていましたが、小田急20000系RSE車も引退し、すべて小田急60000系MSE車に統一されることとなりました。
また、東海道線幸田~岡崎間に相見駅開業が項目としてあげられているほか、その他としてホームライナー太多の廃止、飯田線や東海道線美濃赤坂支線の
では、関連分について詳しく見てみましょう
相見駅は地元幸田町の請願によって作られた請願駅で、東海道線幸田~岡崎間に開業します。ここは駅間が7km以上あり、以前より新駅の設置が求められたところです。
駅構造は2面3線。片側ホーム1面と島式ホーム1面を持ち、下り(名古屋方)だけが待避可能な構造です。停車するのは各駅停車のみ(区間快速含む)ですが、駅が増えたことによって、列車ダイヤに少し影響を与えています。
朝ラッシュの下り(名古屋方面行き)は特別快速が多数走り、普通列車が岡崎駅で待避して特別快速に接続していました。ところが、相見駅の開業によって普通列車の所要時間が長くなり、岡崎駅で特別快速と接続することができなくなったようです。朝時間帯に相見駅下りの待避線を使い、普通列車が特別快速を待避することとなりました。
そこで、朝の特別快速2本を、相見駅手前の幸田駅にも停車することとし、普通列車からの接続の便を確保するダイヤに改められます。
中央線・太多線経由で名古屋と美濃太田を朝夕1往復結んでいるホームライナー太多が廃止されます。近年、JR東海はホームライナーを廃止して、快速や普通に振り替える改正を進めています。以前は、東海道・中央・関西線の各線で、多数のホームライナーが走っていました。とくに中央線は21時以降、快速のスジがすべてホームライナーとなり、使いにくいダイヤだったのですが、改正の都度その数を減らしています。
今回の改正も、ホームライナーを快速や普通列車に改めることが基本とっていて、多くの利用者にとってはありがたい改正と思われます。少なくとも私は大歓迎(笑)。朝ラッシュの上り多治見~名古屋間は、普通列車は増発されず単純減となりますが、もともと5~6分間隔で走る普通列車の間に無理にねじ込んでいた列車でしたので、これは仕方ないでしょうね。
一方で、中央線の気動車定期列車・太多線直通列車は消滅することになりました。
駅のワンマン対応(ミラー設置)等で、すでにご存知の方も多いと思われますが、以下の区間でワンマン運転を拡大します。
中央線から愛知環状鉄道への直通列車が設けられていますが、昼間のみ設定していた土日の運転を取りやめ、直通運転は平日のみとなります。