今日は213系甲種到着の話題を書く予定だったのですが、おりしも台風15号の接近により、名古屋付近は豪雨に見舞われ、庄内川・天白川の水位が上昇。100万人に避難勧告が出され、守山区志段味では庄内川が氾濫したほか、多治見や春日井では降った雨の排水ができず住宅が浸水するなどの被害が出ています。
夕方になり、ようやく雨は落ち着いてきたものの、中央線をはじめとしてJR各線はのきなみ運転見合わせ。同じく運転見合わせをしていた名鉄は、本線系統で17時半頃運転を再開しましたが、JRは「目処立たず」の文字は出っぱなし。あきらめて、クルマを借りて帰ってきました^^; いま21時になろうとしていますが、いまだ中央線は運転再開の目処が立っていません。
さて、こういう場合の情報収集について。
まず、ネットのニュースで名古屋市に避難勧告が出たことを知ります。しかし、ニュースはアバウトな情報しか出ていません。そこで、名古屋市のサイトを見たのですが、これがまた重くてつながらない。やっとつながったと思えば、避難地域が小学校の校区単位で発表されているため、地図との対比が難しい。どのあたりが危険なのか大きな枠で把握したかったのですが、なかなか難しいんですね。
次に考えたのが、ライブカメラ情報。ところが、河川周辺のライブカメラが軒並みダウン。事業仕分けの影響でしょうか(苦笑)。肝心のときに情報を得られないのは困ったもんです。
そして、twitterです。キーワードによって、リアルタイム検索をかけてみました。さすがに情報が速い。しかし、やはり情報が不正確で、確認が取りづらいのが難ですね。例を挙げると、
とまあ、やはり正確性の担保に課題を残すようですね。
意外と役に立ったのが、河川水位情報というサイトです。リアルタイムで、河川水位がどんな状況にあるのか、水位は上がっているのか、下がってきているのかがわかるなど、状況を見定めるにはよいサイトだと感心しました。
さて、台風はこれからが本番。みなさんもお気を付けください。
Googleの急上昇キーワードのトップに小松左京の名前がありました。まさか、と思ったのですが、やはりお亡くなりになりました。享年80才でした。
そして、急上昇キーワードの2位がレイハラカミ。複雑なコード進行を得意とするミュージシャンで、大ファンの私は、なにげにクリックしてみると、…えええええええ!まだ若いのに!享年40才でした。なんてこった…。
レイハラカミ・アレンジの「あなた」(日立のCM)ご冥福をお祈りします。
ちょっとサボり気味になってしまったこのブログですが、マニアックな鉄ネタはちょっとお休みして、密かにお気に入りのキッズドラマーを紹介してみようかと。キッズドラマーと言えば、四日市の中学生ドラマーが有名ですが、今日紹介するのは8歳の女の子です。
2年ほど前になりますが、ふとカシオペアの曲が聴きたくなった私は、Youtube検索をしておりました。そこで目にとまったのがSmile Again(結構難しい曲)のドラムをコピーするアマチュアドラマーの映像でした。楽器はぜんぜんできない私ですが(笑)、なんとなく牽かれてそのドラマーさんのユーザーページを覗いたところ、まだちっちゃな女の子がドラムを叩いている映像も出てきました。
この子が佐藤奏(さとう・かなで)ちゃん(ちなみに弟は響(ひびき)くんだそうで、いかにも音楽好きなパパが名付けた名前ですね)。アマチュアドラマーのパパと奏ちゃんが楽しそうにドラムの練習をしている映像がたくさんアップされていました。右の映像は5歳のとき。途中で飽きてたのか、後ろ向きになってドラムを叩いています^^;
「そうだよなあ。親にとって子供ってこの頃が一番かわいいんだよなぁ」と、最初は自分の娘が小さかったころを懐かしむような気持ち(笑)で見ていたのですが、この子だんだんうまくなっていくんです。パパのDNAか、英才教育か?小学校に入る前にライブ出演もこなすようになります。
この子に着目していたのは私みたいな素人ばかりではなかったようで、とあるイベントスタッフが奏ちゃんの動画を見て、イベントに招待します。このイベントで、鉄の方にもおなじみの向谷実(元カシオペア・キーボード)と6歳にしてセッションを果たしてしまいます^^
年齢差半世紀(笑)のセッションに、向谷氏からは音のちっちゃな神保君(カシオペアのドラマー・神保彰)の称号をもらいます。
ふつうキッズドラマーといえば、派手なドラムソロを力一杯どっかんどっかんって感じなんですが、奏ちゃんはちょっと違います。無駄な力は入れず姿勢も崩さず、派手なドラミングよりも、リズムの勉強をしっかりやってきてるって感じです。8歳にして好きなミュージシャンは神保彰にスティーブガッドと言うだけのことはあって、裏リズムやサンバキックもばっちり。独自のグルーヴ感ですでに貫禄さえ感じます^^;
そんな奏ちゃんの最新作がアップされました。先日のライブでDomino Line(Casiopea)を完コピしたものです。しばらく見ない間に力強さも加わり、手数も増えたようです。4:05からのドラムソロも必見ですよー。
Domino Line / Casiopea(cover) by 8years Drummer Girlとあるコラムによれば、させていただく症候群なるものが、新入社員世代に広がっているとか。「~させていただく」は、誰かの了承が必要な場合などに限られるのですが、「お伺いさせていただく」「出張させていただく」のように本来使うべきではない部分に使う人が多いとのこと。
そのコラムでは、新入社員教育がおろそかになっているから、との分析をしていますが、はたしてそうでしょうか。新人でなくても敬語を操れない人はたくさんいるんですよね(苦笑)。
尊敬語 | 謙譲語 | |
---|---|---|
する | なさる | いたす |
言う | おっしゃる | 申す 申し上げる |
食べる | 召し上がる | いただく |
行く・来る | いらっしゃる お越しになる |
参る |
私個人は、シンプルに使える基本敬語を知らない人があまりに多い、これが原因だと思うんですね。敬語は丁寧語・尊敬語(相手を敬う)・謙譲語(自分を下げる)からなりますが、とりわけ尊敬語・謙譲語の基本単語の認知度が低いようです。このため、変な回りくどい敬語が横行するのではないでしょうか。
右の表に知っておくとよい基本敬語を並べてみました。とくに覚えておきたいのは、「する」の尊敬語「なさる」と謙譲語「いたす」です。
現代の日本語は、漢字の熟語に「する」を付けて動詞(動作)を表す言葉がとても多くなっています。このとき、「いたす」を知らないと「させていただく症候群」に陥り、「なさる」を知らないと、「やってらっしゃる」だの「~やられてる」だの、なんだかちょっとエッチで物騒な響きの敬語(笑)になりかねません。
「~させていただきます」なんて言わなくても、「~いたします」は非常にシンプルですし、「なさいますか?」も耳に心地よく聞こえます。
言葉は時代とともに変化する、とはよく言いますが、シンプルでよく使うものに統一されるのが通例です。「させていただきます」とか「やってらっしゃる」とか、舌を噛みそうな言葉に変わっていくことはないでしょう。
間違った日本語の使い方で、よくやり玉に挙がるのがコンビニとファミレスです。「よろしかったですか?」とか「1000円『から』お預かりします」とか。私はこの二つは気にならない一方で、別の言い回しが引っかかります。次の店員のセリフを見てみましょう。
よくあるシチュエーションです。これは問題ありません。しかし、次のはどうでしょう?
預かるというのは、お釣りのある場合に、いったん多めに「預かって」、その後お釣りを「返す」のが前提です。つまり「ちょうど預かる」なんてのは、銀行に預金するならともかく、支払いではありえないんですね。ですから「ちょうどいただきます。」が正解。
この間違いは非常に多く、8割方はちょうどあずかってます(笑)。では、なぜこんなに間違いが多いのでしょうか。それが先ほど書いたところの言葉はシンプルでよく使うものに統一される、この傾向に沿ったものと考えています。
コンビニのレジでは、ぴったり払うケースより、お釣りを払うケースが比率として多くなります。この結果「いらっしゃいませ」「~になります」「おあずかりします」「お返しです」「ありがとうございました」が呪文のように繰り返され、条件反射から「おあずかりします」しか出てこなくなるのでしょう。
地震によって電力供給が問題となるなか、節電啓発担当大臣に任命された蓮舫議員ですが、これまで打ち出してきた内容を見ると…
…正直、こんなんでだいじょうぶなのかな?と心配になってきます^^; どうやら今回の問題において、ポイントがどこにあるのか、あまり理解していないようです。
もちろん、節電をコツコツとやることも大事なのですが、この夏を乗り切るにはもっと重要なことがあります。それはピーク電力を抑えるということです。
発電所があちこちでトラブルを起こして使えない、この状況を家庭の電気使用に例えるならブレーカーのアンペア数が低くなったと考えるとわかりやすいでしょう。たとえば、これまで40アンペアだったブレーカーの容量が20アンペアに下がったとします。家庭用の電力は一般に100ボルトで送られていますから、単純計算で100×20=2000ワットまでしか使えない状況になったとして、以下の電化製品を同時に使ったらどうなるでしょう。
そうです。簡単にブレーカーが落ちてしまいます。じゃあ、どうすればよいか?簡単です。同時に使わなければよいのです。これは直接節電とは関係ありませんが、夏に向けて電力を確保するというのは、この考え方がもっとも重要なんですね。
右の図は、中部電力のサイトに示されている「夏の日の一日の電力の使われ方」を示した図です。これを見ると、昼間は気温の上昇に合わせてエアコンがフル稼働するため消費電力が大きくなるとともに、人々が活動する時間帯に電力消費が集中していることがわかります。逆に気温が低く、多くの人が寝ている夜間は電力消費がぐっと減ります。
今回重要なのはピークを抑えること。それを考えると、夜間のコンビニ照明を落とすとか、サマータイムはほとんど意味がないことがわかります。サマータイムは夏の間だけ時計を1時間早めるものですが、1時間時計を早めたところで、暑い昼間に活動するのは何も変わりません。図にある昼休みの凹みが1時間ずれるだけで、ピークを抑える効果はまったくないんですね。
サマータイムが導入されているヨーロッパは、夏の気温が日本ほど高くなく、そもそもサマータイムの効果自体が違うと言えるでしょう。暑い日本ではサマータイムよりシエスタでも導入した方がむしろ効果的かもしれません。
「節電には早寝早起き」と考えている人も多いようですが、こと今回の件に関しては、「昼間寝て、夜活動する」方がむしろ効果があります。
理科離れが進んだせいか、ゆとり教育の弊害かわかりませんが、どの電化製品が電気をたくさん消費するのかわかっていない人が増えているようです。大量に電気を消費するのは、一般に「熱」に関連する電化製品なのですが、まずはこれをしっかり啓発してほしいものです。その上で、それらの製品を電気以外の方法にシフトできないか、あるいは電力消費の低い夜間に使用するよう心がけるなど、もうちょっと科学的にやってほしいところですね。待機電力など小さいところに目を向けるのも結構ですが、まずは影響の大きいものをきちんと把握しないと、節約した「つもり」で終わってしまいます。
シエスタ - 午後1時から4時ぐらいまでの長い昼休み。スペインやイタリアなどでお昼寝タイムの慣例がある。