2018年3月ダイヤ改正の記事でもお伝えしましたが、2018年3月17日より名古屋駅の2番線を使用停止にするとのことです。
使用停止になるのは、東海道線の上り本線である2番線。中央新幹線(リニア)の工事に伴うもので、約1年を予定しているとのこと。その後は、入れ替わりで1番線を使用停止にする予定だそうです(毎日新聞記事による)。
さて、現在名古屋駅2番線は、東海道線上り(豊橋方面)の快速列車が主として発着しています。一方、1番線には普通列車が待避するダイヤとなっており、同一ホームでの緩急接続を行っています。
今回、2番線が使用停止となることで、東海道上りは同一ホームでの乗換ができなくなる可能性が出てきました。
上りホームの使用停止と聞いて、20年前を思い出した方もあるかもしれません。名古屋駅の駅ビル「JRセントラルタワーズ」の新築工事にあたり、1997年から2000年までの約4年間、1・2番線の使用を停止していたことがあるんですね。
このときは、上りホームの機能自体を3・4番線に移していましたので、緩急接続も可能でした。
ただ、20年前と比べて、東海道線の運転本数はかなり増加しています。データイムはさほど変わりませんが、朝ラッシュ・夕ラッシュは相当増えています。また、武豊線の直通列車が一気に増えたのも、タワーズ開業時に1・2番線を使用再開してからのことでした。単純に20年前と同じように、3・4番線に移すわけにはいかないようです。
また、3・4番線を上りのメインとして緩急接続し、1番線を武豊線などの折り返し列車に使う方法も考えられますが、これにも問題があります。というのも、名古屋駅1・2番線は折り返しができないのです。配線を見てわかるように、1・2番線だけは下り線本線から到着したり、下り本線へ出発することができないんですね。
結局は、同一ホーム乗換をしばらくあきらめることになるのでしょうか。
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JRグループから平成30年3月(2018年3月)のダイヤ改正概要について発表がありました。JR東海のプレスリリースはこちら
東海は新幹線も含めて小振りな改正のようですが、ちょっと気になる記述もあります。
さて、JR東海運用情報関係分(名古屋地区の普通・快速)について、概要をまとめてみました。
大きな変更はありませんが、最後に挙げた点が気になりますね。それぞれ見ていきましょう。
リリースの最後にしれっと書いてあったのですが、リニア工事の関係で名古屋駅の2番線を一定期間使用停止にするとのことです。
配線略図を見てわかるとおり、2番線は東海道線の上り本線で、快速等が発着する番線です。
現在、1番線(上1)に普通列車を待避して同一ホームでの緩急接続を行っているのですが、どうなるんでしょうね。同一ホーム乗換はできなくなるのでしょうか?
あるいは、タワーズの新築工事中のときのように、1・2番を閉鎖して、3・4番線を上りのメインホームとするのでしょうか?その当時より列車本数も増えているので、気になるところです。
刈谷発5:50に名古屋行きを増発しますが、これ土休日限定です。平日はありません。
どうやら臨時のぞみ90号(名古屋発東京行き)に連絡するための列車のようです。のぞみ90号は土休日のほか、休翌日も走るようですが、平日朝の増発は運用上難しいのでしょう。
中央線は21時台以降の上りの運転間隔を10分間隔に揃え、最終の時刻を少し繰り下げます。一部リリースから引用すると、こんな感じ。
ただ、見てわかるとおり、中央線上りの夜間はもともと運転間隔がほぼ10分間隔だったんですよね(苦笑)。見方によっては、快速を含めて均等化しているので、快速通過駅にとっては不均等なダイヤになったとも言えます。
また、中央線の上り最終は、下り最終に比べてとても早いのが特徴。名古屋で上りの最終が着いた後、下りがまだ3本残っている状況に変化はないようですが、少しでも繰り下げてくれるのは結構なことです。
武豊線から名古屋に直通する列車のうち、武豊線内にも通過駅のあった「快速」が、武豊線内各駅停車の「区間快速」に統一されます。
もっとも、快速はレアな種別で、土休日の上り早朝に1本あっただけでした。
2017年3月4日のダイヤ改正まであと1週間。新ダイヤの時刻表もすでに発売され、JR東海の公式サイトでも駅の時刻表が確認できるようになっています。
さて、今回のダイヤ改正ですが、昨年末に発表された改正概要では新幹線と静岡地区の在来線のみで、名古屋地区の在来線に関する記述はありませんでした。
で、実際はどうだったか、ある手法を使って、改正で何がどれだけ変わったかを見てみることにします。
JR東海は時刻案内として「各駅の時刻表」を用意しており、駅に掲示されている発車時刻表と同じ形式のPDFを見ることができます。この時期は改正前と改正後両方の時刻表の閲覧が可能なため、これをダウンロードし、Adobe Acrobat Reader DCで比較してみます。現在のAdobe Readerはブラウザと同様、タブ切替が可能なため、二つのPDFを表示し、[Ctrl]キー+[Tab]キーを押しっぱなしにすると(クリック・タップで拡大)
…とこんな感じで、改正で変わったところがチカチカしてすぐわかるというわけです(ただしパソコン限定。スマホやタブレットでは難しいかも)。
駅の発車時刻表の比較ですから、発車時刻や行先はわかっても、到着時刻や始発駅の変化まではわかりませんが、路線ごとに主要駅の比較をしてみました。
豊橋以西については、ほとんど変化がなく、変更点を全部書き出せるほどでした(笑)。
名古屋駅発の時刻表を見る限り、時刻・種別・行先、さらに途中駅での解放(切り離し)までまったく変わっていません。発車番線が異なる列車が数本ある程度。ここまで変化のない改正も珍しいです。
なお、駅の時刻表では到着時刻や始発駅の情報はわかりませんので、上りについてはまだ調べていません。これは他の路線も同様です。
中央線と同様、ほとんど変化が見られません。一本だけ時刻変更がありました。これもわずか1分の変更で、種別・行先に変更がないのは中央線と同じです。
名古屋駅発では上下線ともに時刻の変更は見あたりません。上りの行先について、豊橋行き・浜松行きの列車が一部入れ替わっています。豊橋発下りは平日は行先・発時刻に変更なしで、土休日の時刻が1本だけ動いています。大垣発上りは、土休日の新快速の1本が時刻変更で、15時台だけパターンが崩れています。
当該区間(特急除く)の時刻・行先変更は以下の通り。
上りは米原駅の発車時刻に多少の変更が見られるほか、先ほど挙げた浜松行き・豊橋行きの変更があります。下りの大垣発時刻はまったく変わっていません(美濃赤坂行きに1本変更あり)。
当該区間(特急除く)の時刻・行先変更は以下の通り。
この区間は結構変わっています。リリースでも発表のあった静岡支社管内ですので、全部書き出すわけにはいきませんでした^^;
※ボランティアの受付は終了しました
数名の方のご応募をいただきましたので、ボランティアの募集は受付を終了しました。ありがとうございました(2/26付け追記)。
JRグループのダイヤ改正(2017年3月4日)が近付いてきました。私のサイトJR東海運用情報も新ダイヤに合わせ、運用表を更新する予定です。
運用表はExcelで管理しており、ダイヤ改正のたびにすべての列車の列車番号・種別・行先・時刻等を入力し直すのですが、この量が膨大で難儀しています^^;
そこで、この時刻表データの入力を手伝っていただけるボランティアの方を募集します。
さて、データの入力ですが、Googleスプレッドシートを利用します。以前も紹介しましたが、クラウド上(Googleドライブ上)にあるExcelのようなもので、複数のユーザー、複数の端末から閲覧・編集が可能です。これによってwikiのようにみんなでデータを入れていくことができるわけですね。
パソコン・スマホ・タブレット、いずれもアクセスが可能。とくにパソコンは特別なソフトをインストールしなくても、ブラウザ(Chromeを推奨)で利用可能です。
入力いただくのは、列車番号・種別・行先(始発)・主要駅時刻。いずれも運用表のベースとなるものです。データさえあればよいので、種別の色などの装飾も不要です。とりあえずExcelをさわったことがある、という方なら、どなたでも可能かと思います。
ボランティアの応募にいただける方ですが、
この二つを条件としました。
Gmailアドレスは、Googleスプレッドシートを利用する際のIDとなります。また、スプレッドシートはスマホやタブレットでも利用可能ですが、データの打ち込みはパソコンの方が効率がよいので、今回はパソコンに限定します。
今回は初めての試みですので、比較的列車本数の少ない3路線に限定します。
入力はできる範囲で結構です。お一人ですべて入力いただく必要もありません。お時間の空いたときに、一部でも入力を手伝っていただければ助かります。
また、データ入力のほか、データを確認(チェック)していただける方も合わせて募集します。
ご賛同いただける方は、以下のフォームよりご連絡ください。お名前(ハンドルネーム可)、Gmailアドレスが必要です。
応募いただいた方は、こちらで内容を確認の上、追って連絡(Gmail)いたします。
みなさんから寄せられた情報を元に公開しているJR東海運用情報ですが、1999年の開設以来、早17年となりました。
この間、さまざまなことがありましたが、ここへ来て大きな変革の波が押し寄せています。それはスマホの台頭です。
もともとこのサイトはPCで閲覧することを前提にしていました。PCの性能やネット技術はどんどん向上し、画面の解像度も上がり、サイト運営側としても閲覧環境の制約に縛られることはあまりなくなっていました。
ところが、ここ数年でネットの閲覧環境は、PCからスマホに主役が移ってきました。サイト運営者としては、スマホの閲覧環境を考慮したいところです。しかし、問題がいくつかあります。
運用情報サイトのメインコンテンツは、列車ごとの編成表です。これは列車番号・時刻・行先・編成などを大きな表として提供しています。
ところが、スマホはとにかく表が苦手。みなさんもお気付きでしょうか、最近ネットのニュース記事では、tableを使った表がほとんど見られなくなりました。代わりに表を画像化したものを載せるようになっています。画面幅の小さいスマホでは、うまく表を表示できないんですね。無理に表示すると、表の中でやたらと改行して見づらくなったり、文字が小さすぎて読み取れなくなったり。
当サイトをスマホでご覧になっている方は、見えにくい表を拡大したり、スマホを横向き表示にして幅を稼いだりと、ご苦労なさっていることでしょう。
そこで、ふと思いついたのが、Googleスプレッドシートでの閲覧です。これはクラウド上で利用できるExcelのようなもの。スマホでもアプリが用意されており、見出しを残したままののスクロールや拡大縮小も可能なので、表を見るには便利かもしれないと考えたものです。
まずはGoogleスプレッドシートアプリをインストールしてください。Googleアカウントが必要ですが、いずれも無料です。
インストールが終わったら、以下のリンクを開いてください。
とりあえず中央線平日下りをぶちこんでみました。クリックするとブラウザで開くかもしれませんが、スマホで利用するには専用アプリ(無料)の方が便利です。ペンのマークをタップすると、アプリからの利用を聞いてきます。
GoogleスプレッドシートアプリのiPhone版で開くとこんな感じです。
スクロールも自在。項目の見出し・発車時刻は残したままスクロールします。スマホの幅では表示しきれない情報も見られます。
よろしければ、一度おためしいただき、ご意見・ご感想をお寄せください。
閲覧のみ可能です。編集はできませんし、スプレッドシートのコメント機能もオフになっています。あくまで閲覧専用と割り切ってください。
なお、トイレの位置を示す■ですが、iOS版ではうまく表示されず、やたらトイレ付きが多く表示されます。これは今後のバグ改善を待ちたいところです。